和歌山電鐵は、南海から貴志川線を2006年4月に経営譲渡された路線です。
在籍していた2270系も全車が無償譲渡されました。
2270系のルーツを温ねてみると、南海高野線のズームカーとなる22000系で、製造初年は1969年にさかのぼります。1993年に1M1T に変更、貴志川線にやってきました。
このように古い車両ではありますが、和歌山電鐵では内装や外装をユニークなものに改装し注目を集めています。JR九州のデザインを手がけた水戸岡鋭治氏による「いちご電車」(2006年8月)。「おもちゃ電車」(2007年7月)に加え、2009年3月には第三弾として貴志駅長であるネコ「たま」をモチーフとした「たま電車」も導入されました。
さらに、2013年6月からは、2015年開催予定の和歌山国体のマスコットキャラクター「きいちゃん」をラッピングした「きいちゃん電車」も運行を開始しています。