都電7500形は1962年の新造当初、全車(7501~20)が青山車庫に配置され、6・9・10系統で使用されました。 路線の廃止縮小に伴い 1972年には18両が荒川車庫に集結しています。
荒川線の存続決定後、7500形の7509と7514を除く16両と、7000形31両がワンマン運転対応に改造されることになりました。この際、7000形は車体が新造されましたが、7500形は既存車体の改造での対応となりました。
1984年から87年にかけて、7500形は13両に対して都電初となる冷房装置の搭載を伴う車体更新がなされました。(7502・7504・7508の3両を除く)
新車体の設計製作は7000形同様アルナ工機が担当しています。
なお更新された13両は、7000形と異なり、車体更新時に車両番号の整理が行われることはなかったため、欠番が生じています。
7500形は前述のように、現在の車体に更新されたのが1984年ですから、7000形よりは新しいのですが、2011年3月そのすべてが引退することになりました。
7000形は数年前からリニューアル工事をしてきたので、車両の状態としては、こちらが上なのでしょうか。特に7500形に特別な思い入れはないのですが、私としては納得しかねるところです。