東京都電8500形は、1990年、28年ぶりの荒川線車両としてデビューしました。
車体は全鋼製軽量構造で、都電では1954年落成の6500形以来となるカルダン駆動車です。そして都電では初のVVVFインバータ制御を採用しました。
1992年に8502・8503、1993年に8504・8505のそれぞれ2両ずつが増備され計5両が存在します。
8503~05には優先席以外の座席にもクロスシートが採用されました。
当初はZパンタでしたがシングルアームパンタに交換しつつあります。
東京都電9000形は、
2007年5月、荒川線の活性化を意図した車両としてデビューしました。スチール製の車体は8500形と同じく、入口が片開き、出口が両開きのドアの構造・位置となっていて寸法もほぼ同じですが、屋根はダブルルーフ風にし、前照灯は丸形のものを窓下中央に1個装備するなどレトロ車両の装飾となっています。
対して中身はというと、VVVFインバータ制御(IGBT)のカルダン駆動車で集電装置もシングルアームパンタグラフとなる最新の出で立ちです。
塗色がエンジの9001号とブルーの9002号(2009年1月)が在籍します。