1913年11月に下津井軽便鉄道が茶屋町~味野町(後の児島)間で開業したのがルーツです。下津井までの全線開通は1914年3月。
1949年には全線電化、社名も下津井電鉄に変更しましたが、
軌道は762mmのままで廃止まで変わることはありませんでした。
当然、使用していた車両も小型でスリムです。輸送力の小さい下津井電鉄は、道路網が整備されるにつれ利用客が急減してしまいます。
1972年4月 まず児島~茶屋町を廃止。
保有車両も鉄道部門の人員も削減し、企業努力が続けられました。
1988年の瀬戸大橋開通時には観光客を見込んでリニューアルも図ったのですが、あては外れました。1991年1月残っていた下津井~児島を廃止、車両もすべて廃車されました。晩年下津井駅では井笠鉄道の保存車も展示していました。併せてUPしました。 撮影は1976年3月、および1990年8月です。特記していないのは90年の撮影です。