2000系は、山陽初の新性能車です。19m級の2ドアクロスシート車で当初、特急に用いられました。
ステンレス車やアルミ車があるのも大きな特色で、試作車的な要素が強くあった系列といえるでしょう。
2000形(鋼製車)は神戸高速鉄道乗り入れに合わせて増備された3000系に主役の座を譲り、1969年から3550形に改造、3000系に組み込まれるようになります。
アルミ車やステンレス車も89年90年に除籍されました。
2700系は700形の足回りを再利用し2000系の車体と組み合わせて製造されました。
1957年製の2扉クロスシート車(1次車:2連×1)と、64~67年製の3扉ロングシート車(2次車~:2連×4+2)が川崎車輌で製造されました。
2300形は2700系の車体(2次車~)を再利用し1976、77年に高性能化したものです。(3連×2)
2700系(残り6両)は1986年までに淘汰されました。
2300系は3000系と共通でメンテできたことから引き続き使用されました。
1997、98年に6両すべてが3550形(3560~65)に改造、3000系に組み込まれました。これらは2003.04年に廃車されています。