近鉄でさえも、北勢線に見切りをつけ、第3セクターに転換することさえ無理だと解ったときに救世主が現れました。三岐鉄道です。
三岐鉄道は、旅客輸送だけに携わる北勢線とは違って、 藤原岳周辺の石灰岩から作られたセメント輸送が、大きな収入源となっています。
貨物あっての三岐線といえる状態が、長く続いていたのですが、近鉄富田駅への乗り入れや車両の冷房化、そしてパークアンドライド等、積極策に転じた結果、いつしか、輸送人員は北勢線を上回っていました。そんな、実績と自信が、北勢線を引き継ぐ気持ちを生み出したに違いありません。
現在の最高速度は45km/hですが、これを75km/hにする高速化計画があります。
ここではこの計画のもと、生まれ変わる北勢線の車両たちをご紹介します。