12月18日は大阪港トランスポートシステム(OTS)のテクノポート線(大阪港~コスモスクエア)が1997年に開業した日です。
咲洲にあるWTC(ワールドトレードセンター)、インテックス大阪などへのアクセス向上のため地下鉄中央線・大阪港駅から海底トンネルをコスモスクエア駅まで伸ばすということで都心と直結、南港地区の利便性は飛躍的に向上しました。
しかし開業以来、OTSは毎年15億円(累積50億円)近くの赤字を出し続けました。
大阪市交通局とは別の運賃体系だったのでOTSを利用するとかなり割高な運賃になっていたからです。
乗客を呼び込むため、2005年にOTSは鉄道事業を大阪市交通局に移譲、通しの運賃が適用されるようになりました。
OTSは現在も、当該区間の鉄道施設を保有し続けていますが、かつて保有していたOTS系電車は、大阪市交通局新20系に編入されました。