大夕張鉄道は大夕張炭礦の専用鉄道として明治44年に清水沢 - 南大夕張が開通しました。昭和14年に三菱鉱業株式会社線となり 大夕張炭山まで延伸。1950年には「三菱鉱業大夕張鉄道」となりましたが、その後炭鉱の経営主体の変遷により頻繁に名称を変更しています。相次ぐ閉山・合理化により1987年7月に廃止されました。 撮影:1983年8月
撮影場所:南大夕張
スハニ6もと国鉄スハニ19114(旧オロシ9216(大正2年:鉄道院大宮工場製)3等・荷物合造(2等・食堂合造)の木造3軸ボギー客車。1951年に払下げ、三菱鉱業美唄鉄道線に入線。1954年 鉄道協和工業(函館市)で鋼体化されました。鋼体化後も木造車時代のトラスバーを残し、台車も3軸ボギー式・TR70形を引き続き流用していました。なお客車暖房には石炭ストーブが用いられました。1967年に大夕張鉄道線に移籍し、同線の廃止により廃車となりました。