1957年。中部電力専用線は大井川鉄道井川線として移管されました。
大井川鉄道では専用線時代からの7両(スロフ1形 (1.2)/スハフ1形 (3~7))に加え、スロニ200形・スロフ300形を新造して増加の一途をたどる観光客に対処しましたが、それでも追いつかずcトキ200形などの貨車を増結し乗客を乗せることもあったそうです。そのため1972年にはスハフ501形を1978年以降はスロフ300形も増備しています。
1990年には長島ダムの建設により井川線は路線を付替えることになり、新たにアプト式運転区間(アプトいちしろ - 長島ダム間)が開通しました。これを機に機関車は常に列車の千頭方に連結、井川方面行きは機関車による推進運転が行われることとなったのですが、その際、井川方の先頭車には運転台付きの.制御車(クハ)が必要となりクハ600形が新たに加わることになりました。