軍需工場への専用鉄道として計画されたものですが、
開通したのは終戦後の1947年。
三井造船と立川飛行場はGHQに接収され事業の継続を認められた「汽車製造株式会社」への引込み線として開通しました。
以後、岡南地区の進出企業と自治体が主体となり、
1951年8月に第三セクター「岡山臨港鉄道」として開業しています。
「臨海」ではなく「臨港」鉄道なのは国鉄が出資していないからだそうです。
もちろん貨物主体ですが、旅客営業もスタートしました。
岡山まで乗り入れれば結構便利なので岡山市議会でも何度か取り上げられたそうですが
1984年2月の国鉄貨物合理化による大元での貨物扱いが廃止されたため、
1984年12月29日限りで全線廃止されました。撮影日は1976年3月と1981年8月です。
参考文献:寺田裕一:「岡山臨港鉄道」RJ 616 2018.2