野上電気鉄道は1916年2月に日方 - 野上が、1928年3月には野上- 登山口間が開業しました。
昭和30年代以降、モータリゼーションの進展による乗客の減少から経営難に陥り、1971年には全線廃止の方針を打ち出されました。その後沿線自治体の補助金を受けることでなんとか生き延びてきた野鉄でしたから、新車など導入できるはずもありません。古い電車を使い回すことになりました。しかしそのことで歴史的にも貴重な活躍し続けることとなりました。それもつかの間、1992年に国が地方鉄道への欠損補助金を見直したことにより、1994年に野上線は廃止されてしまいました。