名古屋市交通局の1000系は、
1965年の名城線開業時からの車両です。
1000形(Mc車)に、1967年、
中間車である1500形(M車)が加わりました。
この1000形・1500形グループが第一弾です。
(1000系としておきます)
ベースとなるのは東山線の200形で、
台車は空気バネ台車のFS-362・ND-305となっています。
1971年の名城線の延長開業に合わせら登場する第2弾が
1100形・1600形・1700形グループです。
(1100系としておきます)
1100形は1000形をベースに
台車の空気バネをコイルバネとしたMc車。
1600形はMGをSIVとしたM車です。
Mc:14+M:30=44両製造されました。
1700形は、1974年に5連化に伴い登場した
SIVなしの中間車で13両が製造されました。
(後年、6連化に際しSIVを追加、2両が1600形へ改造。)
1974年の金山駅 - 新瑞橋駅間の開業に伴い登場する第3弾が
1200形・1800形・1900形グループです。
(1200系としておきます)
これら3形式は機器を分散配置し固定編成となっています。
1200形は空気圧縮機 (CP) を2組搭載したMc車で14両、
1800形はSIVを搭載したM車で14両、
1900形はCPを2組搭載したM車で7両。
都合7ユニットが製造されました。
1989年の2000形登場に伴い1000系は6連化されますが、
この際1000形の8両は中間車代用とされました。
94年までに全車が廃車されています。
1100系は97年までに全車が廃車されましたが、
1600形と1700形は一部1200系に挿入されました。
最終グループとなる1200系は2000年までに全車が廃車されました。