高松琴平電鉄は、1943年11月いわゆる戦時統合によって高松市周辺の鉄道事業者である琴平電鉄、東讃電気軌道、高松電気軌道が合併してできた会社です。
琴平電鉄由来の電車は2021年現在も残っているのですが、残り2社の車両は早々に淘汰されてしまいました。
ここでは、長尾線、志度線で撮影した古い車両をUPしました。すべて中古車両です。とはいえ一見に値するモノばかりです。
ちなみに志度線を開業したのは、明治43年設立の 東讃電気軌道。今の瓦町から琴電志度まで開通したのは大正2年のことです。
長尾線を開業したのは、明治42年設立の 高松電気軌道。今の瓦町から長尾まで開通したのは明治45年のことです。
ざっくり「今の瓦町」と記しましたが、実際の所在地、駅名は多少違います。
しかし瓦町あたりがターミナルであり、国鉄高松駅には東讃電気軌道の市内線で連絡するというのが戦前の状況と考えていただいていいでしょう。
高松琴平電鉄に統合して後、志度線、長尾線のターミナルであった出晴駅を廃止し瓦町駅を起点に変更しました。