1977年の開業にあわせて登場した1000形は、1989 年までに18編成が製造されました。
神戸市電のイメージを引く継ぐ濃淡ツートンの緑色を基調とした車体で番号の字体も個性的です。
このように伝統を引き継ぎながらも、1000形はアルミボディに冷房付きと当時の地下鉄としては画期的な電機子チョッパ制御車で、ATC(自動列車制御装置)に加えATO(自動列車運転装置)までも備えています。
当初、4連でスタートしましたが、1983年に5連化、1300番台を追加、1989年には6連化、1500番台を追加しました。
1987年以降の増備車(16~18F)は、冷房装置がCU-181形(8,500kcal/h×3基)からCU-773形(17,000kcal/h×2基)に変更されていますので、01~15Fの4号車すなわち1401~15は冷房装置の形状が異なります。
1997年からは年度毎に1~2編成ずつリニューアル工事も始まりました。
3000形と同じVVVFインバータ制御(GTO)に変更すると同時に、客室内装などがリニューアルされています。
これらについては、形式を1100-01形~1600-01形と改めました。
また2004年度からはVVVF制御をIGBT方式に変更,形式も1100-02形~1600-02形となっています。
車体の文字を変えたわけではないので、床下機器の形状からの判別となります。
6000系の投入により2019年度から廃車がはじまり、2021年には1000-01型が消滅。-02形も遠からず姿を消すと思われます。