北近畿タンゴ鉄道は,京都府や沿線地方自治体等などの出資により設立された第三セクターの鉄道会社です。
鉄建公団の建設線である宮福線の開業にむけて設立された宮福鉄道が前身となります。
1988年7月、宮福線が開業した翌年、北近畿タンゴ鉄道に社名変更。
1990年4月、宮津線を引き継ぎ宮津線を開業しました。
1996年3月には宮福線および宮津線宮津 - 天橋立間が電化開業。
特急「タンゴエクスプローラー」に加え特急「タンゴディスカバリー」の運転を開始。
JR西日本からは特急「はしだて」「文殊」の直通運転もはじまりました。
ただ、路線が長大であること、宮津線の施設が老朽化していることなどもあって第三セクター鉄道の中で一番赤字額が大きいという状態が続きました。そこで2015年4月、鉄道事業再構築(上下分離方式)により,全国で高速路線バス事業を行っているWILLER ALLIANCEの子会社であるWILLER TRAINSが第二種鉄道事業者として鉄道運行事業を引き継ぎ「京都丹後鉄道」の名称で現在、鉄道運行を行うことなり、北近畿タンゴ鉄道は、鉄道施設を保有する第三種鉄道事業者となりました。