1000系は上信電鉄初のMM'ユニットとなる新性能車。
1976年 新潟鐵工所で3連(クモハ1001+モハ1201+クハ1301)が製造されました。ワンハンドル方式の運転台、全電気指令式ブレーキの導入、前面1枚窓など地方私鉄のオリジナル車両として画期的なものです。 しかし3連では輸送力過剰となり2002年に2連(クモハ1001+クモハ1201)+増結用(クハ1301)に改められました。なお、クモハ1201はモハ1201にクハ1301の運転台を接合しました。運転台を失ったクハ1301は、新たにデハ250形風の運転台を取り付けています。同時に冷房化改造も行われました。
6000形も新潟製のオリジナル車両で初の冷房車かつセミクロスシート車です。1981年に登場しました。
(CU-196:1,0500kcal/h集約分散式冷房装置)
足回りは1000形と同じくTDK806/7-H電動機を中空軸平行カルダンで駆動します。主制御器は1C8M。これも東洋製のACDF-H8100-777Cで6001に搭載します。
250形は6000形と同じく1981年に登場しました。3扉ロングシート車で新潟製のオリジナル車両です。両運転台車で主制御器は1C4MのACF-H-4100-781-A(東洋)を搭載します。
主電動機はTDK806/4-D2。台車はFS395A ペデスタル式のダイレクトマウント式空気バネ台車を採用。ブレーキは200形と連結するためにAMAR自動空気ブレーキを採用しています。1996年にはワンマン化。
デハ251は1997年に、デハ252は2003年に冷房化されました。