急行「のりくら」は、高山本線の急行として、特急ひだ(キハ82系)とともにJR東海が継承しました。キロ28形をも含む長い編成で結構存在感がありました。しかし、1989年にはキハ84系がデビュー、1990年3月には、JR西日本の急行「たかやま」以外、すべて特急「ひだ」に昇格されるに及んで急行「のりくら」 は廃止されてしまいました。
一方、急行「かすが」 は、かつて関西本線の急行として名古屋-湊町間で運行されていましたが、JR化された時は名古屋-奈良間の急行として、わずかに一往復、それも基本2両編成とささやかに引き継がれたに過ぎません。それでも、JR東海ではキハ58系の座席をリクライニングシートにグレードアップ、3000番台を登場させます。1999年2月にキハ75に置き換えられるまで結構長く活躍しました。(急行「かすが」は2006.3廃止)