117系は国鉄時代である昭和54年から昭和61年まで216両が製造されました。そのうちJR東海に承継されたのは72両です。
本来は6連(4M2T)用に作られたのですが、名古屋地区では短編成化するために先頭車のみ18両(クハ117-104~112、クハ116-201~209 系18両)が追加されています。
でもその結果、2M2Tでは、1999年の運転速度引き上げにあたって、最高速度、加速度共について行けなくなり、名古屋圏において117系は日中の運用がほぼ皆無となってしまうのです。
S9編成は2010年 観光列車「そよかぜトレイン117」に改造されましたが、2013年にJR東海所有の117系は全廃されました。