国鉄より0番台非冷房車を承継したJR各社は冷房化率向上を早期に実現するため簡素な冷房改造を実施しました。
集中式のAU75形は重量があり車体の補強が必要だったからです。
JR東海では、1988年より集約分散式冷房機2機/両を採用、補強工事を簡略化しました。
外見は同じですが冷房電源の違いにより、MG給電のものはC-AU711C、SCV給電のものはC-AU711Dとなります。
SCV搭載のクハ111形は元番号+6000、その他は元番号+5000と区分されました。
対象が全車初期車であったため、2001年3月までには全車廃車されています。