国鉄の普通列車用気動車の代表選手は、キハ20系ということになりますが、2ドア片開きで、かつ幅が850mmと狭いため、ラッシュ時には不向きでした。そこで登場したのが、キハ35系です。
しかし、3ドア両開きで、ロングシートとなれば、これはやりすぎ。
そこで、通勤時間帯以外での乗客の要求を満たすべく、近郊形気動車として登場したのが45系です。
1966年から1969年までに5形式が製造されました。
地方線区の電化が進んだこともあり、系列全体で179両の製造にとどまりました。
うち176両がJR各社に継承されましたが、エンジンが旧式のDMH-17系であったことと、
ワンマン改造するのに不向きな車体だったことでその多くが早くに淘汰されてしまいました。