ED76 500番台 交流電気機関車は、旭川-小樽間の電化開業にあわせ1968~69年に22両(501 - 22)が製造されました。
酷寒地用の耐寒・耐雪対策が強化されており、暖房用の大容量 SG を搭載することから車体長をストレッチ、F級機並み(18.4 m)の堂々たる車体です。
貨物列車運用を考慮し重連総括制御も可能となっていますが、JR北海道に承継されたのみでJR貨物には在籍しません。
(504.06~.08.10.12.14~22の16両、のち514は551に改造))
1994年までに全車が廃車となっています。
ED79 交流電気機関車は津軽海峡線の開業にあわせ同区間の専用機関車として、ED75形700番台から44両が改造されました。
JR北海道に承継されたのは0番台(1-21)と100番台(101-113:補機専用機)です。JR貨物には承継されず、50番台(51-60)はJR貨物のオリジナル車両です。
100番台は補機専用機として最小限の改造を施しています。
2002年、快速「海峡」が廃止されて以後廃車が進み、100番台は消滅、0番台も2016年3月、北海道新幹線の開業によって姿を消すことになります。