1968年、小樽-滝川間電化の前年に試作されたのが、クモハ711-クハ711 の900番台です。
制御方式は抵抗制御ではなく、サイリスタによる連続位相制御。
抵抗器がないので、電気ブレーキはありません。モーターはMT54タイプで150kwに出力をUP。試作車(2連)はクハを加え3連で使われることになったので、クモハが前面にでることはなくなりました。
試作車は2編成製作されました。とりわけ901は内地の急行電車のような側窓で、出入り口も大きく最初は確か折戸だったように思います。
902は量産車に近い外見ですが、それでもTcのベンチレーターに違いが見られます。