EF67形は、山陽本線の瀬野 - 八本松駅間に連続する勾配区間(通称 瀬野八(セノハチ))を走行する貨物列車をプッシュする後補機用機関車です。
EF60形からの改造車である基本番台(1982年~)とEF65形からの改造車である100番台(1990年~)に分別されます。
基本番台は3両 (1 - 3)製作されました。
1980年当時は、坂を登りきった後に列車を停止せず、走行状態で補助機関車を切り離す「走行解放」を八本松で行っていましたので機関車を列車から切り離す自動解放機能を装備されていました。
よって①側(東京寄り=押し上げる側)には貫通路・デッキが設けられているのが特色です。なお2002年に走行中の自動解放は廃止されたため、装備は外されています。
100番台は5両 (101 - 105) 製作されました。
100番台には自動解放機能は取り付けられなかったため、デッキは省略されています。 2003年より更新工事を受け、パンタグラフがシングルアーム式になり、塗装も変更されています。