DE10形は65 t級の液体式ディーゼル機関車。1966~78年に708両製造されました。
本線用であるDD51のエンジンDML61系(1,000PS級V型12気筒)を1基搭載する中型機。
動軸を3軸+2軸として13t級の軽軸重を実現、前後非対称のセミセンターキャブ構造とすることから、ローカル線の列車牽引および入換と広汎な使用が可能となりました。
基本番台(1 - 158):1966~70年に158両製造されたSG搭載のグループ。うち1- 4は試作車。1967年製の5以降が量産車で、台車はDT132A(3軸)、DT131E(2軸)に変更されました。
500番台 (501 - 574) :1968~70年に74両製造されたSG非搭載のグループ。
900番台 (901):1967年に1両試作されました。大規模な操車場での入換を企図し 死重を積み重量を70 tに増やし軸重を14 tに引き上げています。この結果を踏まえDE11が製作されることになります。
1000番台(1001 - 1210):1969~73年に210両製造されたSG搭載のグループ。エンジンを変更、出力を向上したDML61ZB (1350PS) を搭載します。
1153~は3軸台車の構造を簡素化したDT141に変更しています。1188~は扇風機を設置、屋根上にカバーが突出。
1500番台(1501 - 1765):1970~78年に265両製造されたSG非搭載のグループ。1000番台と同じく、DML61ZB (1350PS) を搭載します。
1550~は3軸台車の構造を簡素化したDT141に変更しています。1569~は扇風機を設置、屋根上にカバーが突出。
所属の機関区等は、原則として国鉄時代のものは83年版、JR時代のものは05年版の編成表データを記しています。よって、撮影時の実態とは異なる場合もあります。
JRの各旅客鉄道に継承されたものもUPしています。