189系は489系と同じく、信越本線碓氷峠越え用のEF63形電気機関車と協調運転するために登場した特急電車です。上野方となるクハ189形500番台はEF63形と連結されるため、ジャンパ栓をもっている点が特徴です。
時期的には489系のほうが早く1971年にデビューしていますが、189系は1975年に登場したため、ボンネット形は存在しません。
189系は特急「あさま」「あずさ」用として長く使用され、1982年の上越新幹線開業時には485系や183系1000番台などからの改造車も加わりました。
1987年。JR東日本にそのすべてが承継されましたが、JRではグレードアップ改造を行っています。窓が拡大されているのが特徴です。塗装も「あさま」「あずさ」用として改められバリエーションが増えました。
しかし1997年10月。長野新幹線の開業に伴い、189系は本来の活躍の場を失いました。その後、臨時列車等で活躍することになります。ここではそんな彼らの姿をご覧いただきます。