10000系高速貨車は最高速度を 100 km/h とした車両で、ワキ10000系有蓋車・レサ10000系冷蔵車・コキ10000系コンテナ車の総称です。
CLE 方式ブレーキ装置、空気ばね台車などを導入、足回りは寝台列車並の装備です。
1965年3月に1両が試作され、1966年から量産されました。
1969年以降、貨物はコンテナへ転移するようになり、小口貨物もパレット輸送へ転換、貨物列車と荷物列車の境界も曖昧になってゆきます。
ワキ10000系は、59両が荷貨物兼用車ワキ8000形へ改造されました。特急貨物列車も削減の対象となった1978年10月以降、コキ50000系と併結対応としたワキ50000形に改造されたものも登場します。