キハ10系(通称)は1953年に登場した一般用ディーゼルカー。日本初の本格的量産型液体式気動車です。グループ全体で728両製作されました。軽量化のため狭幅車体となっているのが大きな特徴です。DMH17系エンジンと液体変速機を組み合わせた技術は、その後、一般型となるキハ20系、急行形キハ58系、特急形キハ80系へと引き継がれていきました。
撮影場所:南小谷
キハ51形(キハ44700形)は片運転台・トイレつきタイプ。定員は92DMH17Bを2基搭載(160×2=320 PS)の2軸駆動車。キハ50形の量産車的存在です。1955~1956年に20両製造されました。