1985年7月にデビューした2100系は、「リゾート21」と名付けられました。先頭に展望席を設置、海側も大型の連続窓に展望を考慮した独自配置の座席がユニークです。
100系の後継車両であり、特別料金をとらない普通列車ですが、観光列車としての豪華な設備がウリとなっています。
制御方式は抵抗制御で発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ (HSC-D)を採用しています。電動機はTDK806/5-A、歯車比は5.31で高速向きに設定されました。
R1・2編成は制御装置や主電動機などを100系から流用しました。1988年登場のR-3編成以降は足回りを含め完全な新製車両です。
R3編成は ATS-Pを装備、最高速度を110km/hとし、快速「リゾートライナー21」で私鉄車両初の東京駅乗り入れを果たしました。
これが特急「リゾート踊り子」へと発展することになります。「リゾート踊り子」は、2016年5月に運転を終了、2017年2月からは、金目鯛をPRする「Izukyu KINME Train」へリニューアルされました。
R4編成(90年デビュー)「リゾート21EX」「黒船電車2代目」とR5編成(93年デビュー)「アルファ・リゾート21」は「Izukyu KINME Train」とともに別タイトルでUPしています。