伊東~伊豆急下田間45.7kmを結ぶ伊豆急行線は1961年12月開業しました。
急峻な地形を貫く新線ゆえトンネルが多いという一面はありますが、風光明媚な伊豆東海岸を走る観光路線という性格を持つ路線です。
100系は1972年までに クモハ100形4両、クモハ110形18両、モハ140形7両、クハ150形10両、サハ170形4両、サロハ180形3両、サロ180形6両、サシ190形「スコールカー」1両の計53両が製造されました。(改造車を含む)
グリーン車や食堂車までも連結し、各駅停車用というよりは急行用電車である国鉄153系に近い車両といっていいものです。
電動車は1M構成ですが、主制御器はPE14K(抵抗制御:国鉄CS12A相当)、主電動機はTDK-806-2-B(120kW×4 歯車比5.60、中空軸平行カルダン駆動)。
地方鉄道の車両としては十分すぎるほどの高性能車です。
ここでは、開業時に導入された100系の改造車。これもまた100系改造車である1000系もUPしました。
参考文献は、鉄道ピクトリアル #484 「小集 伊豆急行」1987.9 #652 「特集 甲信越、東海地方のローカル私鉄」です。