伊予鉄道700系は1987~91、94年にかけて導入されたもと京王電鉄5000系です。 京王重機整備で改造されました。
軌間が異なる(京王本線 1372mm→伊予鉄道 1067mm)ため、電動車の台車を小田急2220形のFS316に交換しました。(TcはKH53Aのまま改軌)
なお初期に導入したデハ5100形は吊り掛け駆動でしたが、導入時カルダン駆動に改められています。
非冷房で松山入りしたものは、800形と同じく集約分散型冷房機CU127-Rを1両あたり3基搭載、補助電源装置(SIV)はクハ760とモハ720に取り付けました。
1994~97年には塗装を改めましたが、2015年からは橙色1色に再度お色直しをしています。
Mc-Tc 2連ユニットが10本。増結Mcが8両、計28両が在籍しましたが、狭幅車である第1~3編成が1988.9年に廃車となっています。