石川線は1990年7月に東急7000系(初代)ステンレス車を譲り受けて車両の置換えが行われました。(一部の予備車を除く)その当時の旧型車といえば名鉄からやってきたものが多かったのですが、北鉄のオリジナルもありました。ただし北鉄はかつて石川県内各地に別々に開業した中小私鉄の寄せ集めといって良い思います。その各線区を渡り歩き少しずつ改造されていった車両たちの経歴は複雑で、結果どれ一つとして全く同じ形をした車両がいないという個性豊かな旧型車たちでした。