広島電鉄といえば、誰しも路面電車というイメージをお持ちだろうと思います。しかし広電には鉄道事業法が適用される鉄道線が存在します。西広島-広電宮島 間 16.1kmを結ぶ宮島線です。むろん全線専用軌道です。今や、ほとんどの列車が市内線に直通運転しますので、路面電車仕様の車両しか広電には存在しませんが、かつては当線専用の鉄道線仕様車両(高床車)が在籍していました。
撮影場所:
元阪急210系です。1956年に電動貨車である旧3000形の足回りを流用した更新車で211-212-261の1編成のみが在籍し千里山線~嵐山線で使用されました。1976年に、211-261の2両が広電に移籍しました。移籍にあたり、ドアの位置が変更されています。1989年11月廃車されました。