大正8年の箱根湯本-強羅間開業時に登場したモハ1形(101~107)昭和2年に増備されたモハ2形(108~110)昭和10年、箱根湯本-小田原間が鉄道線となった際に増備されたモハ3形(111~115)昭和56年に1000形ベルニナ号が登場するまでの46年間。箱根登山鉄道は、ずーっと101~115(105欠)の14両でまかなわれていました。さてなぜ彼らは、モハ1形~3形と区別されているのでしょうか。座席形状とは関係ありません。各画像(103.109.115)のコメントでご確認ください。
撮影場所:大平台
モハ2形:108~110は、もと木造車体のチキ2形(チキテ1形)。昭和2年に増備され、スイスBBC(ブラウンボベリ)社の電機部品及び台車に、シングルルーフの木造車体(日本車輌製)をのっけたものでした。鋼体化は昭和30~32年です。111,112の2両は、昭和10年に半鋼製車体で登場しました。108~110と同じブラウンボベリ足回りを持つことから「2形」となりました。2007.7.30撮影