福井鉄道600形,610形
もと名古屋市交通局名城線の1100・1200形です。1997~99年に導入されました。
600形は両運転台の単行用、610形は2連固定の片運転台車です。
名城線は第3軌条集電(サードレール方式)ですから、屋上にパンタグラフを新設しました。
車体中央のドアも撤去、また、前面には排障器も取り付け、地下鉄だったとはとても思えません。
台車/主電動機は豊橋鉄道1900系で使われていた元国鉄のDT21形/MT46に交換。
冷房装置も 同じく1900系に使われていた集約分散式冷房機(CU-127)を2機搭載しました。
あわせてワンマン化改造、自動放送装置の追加などもなされています。(名鉄住商車輌工業岐阜工場改造)
610形は主にラッシュ時の普通列車に使用されています。
600形は2006年4月に名鉄から導入された低床車両により、定期運用がなくなり、2012年12月には601が廃車されました。しかし、602はイベント電車に使用され在籍します。