遠州鉄道 30系は1958~80年にかけ製造された元祖「赤電」です。モハ30形については31から付番されましたが、増備の途上30番台には収まらなくなり、39の次には30を付番し、以降29・28…25と逆順で車番が付されています。(つまり25がラストナンバー。78年製)
クハ80形についても同様といいたいところですが、モハ29・36~39ならびにクハ79・86~ 89については従来車の機器を流用しており、36~40はMc+Mcで編成を組んでいました。この36F.38Fは1983.85年に廃車されましたので最終的にはすべてモハ30形+クハ80形の2連ユニットとなりましたが、下一桁の番号が合わない編成も出てくることになります。
30系で注意しなければならないのは、全く関連性のない車番が付されている最終増備編成モハ51-クハ61です。遠州鉄道初のカルダン駆動車として新製されたものでデザインも違います。別形式としてもいいグループです。2015年現在25F.51Fのみが在籍しています。