江ノ島電鉄1000形は1979年、旧形車ばかりの江ノ電に48年ぶりの新車として登場しました。
87年に登場した1502Fまで、8年間の間に6編成12両製造されています。(正確にはMc1-Mc2 ともにデハ1000形)
しかし一次車はツリカケ駆動の旧性能車で、デビュー当時は非冷房でした。
それが81年製の二次車1101Fでは冷房準備車に83年製の三次車1201Fは冷房車でデビューすることになり、
そして最終モデルとなる86年製の1501Fに至ってはカルダン駆動車と同一形式とは思えない進化を遂げることになるのです。
非冷房車も冷房化された今、ほぼ変わらぬ外見ではありますが、同一形式でツリカケ駆動とカルダン駆動が混在するのは他に例を見ないのではないでしょうか。