別府鉄道は多木製肥所(現 多木化学)の製品輸送ため、別府軽便鉄道として1921年に野口線が、1923年に土山線が開業しました。(1946年に別府鉄道に社名変更)旅客営業も行っていましたが貨物主体で、クラシックな気動車や混合列車がのんびりと運転されるだけの旅客輸送は低迷を続けていました。国鉄貨物合理化により土山での貨物扱いが廃止されたため、1984年2月で全線廃止されました。 撮影は白黒が76年3月。カラーは79年3月です。
撮影場所:別府港
ハフ7もと神中鉄道(相模鉄道の前身)ハ24(1926年汽車製)。三岐鉄道に譲渡された後、1959年に別府鉄道に入線。1984年の廃止時まで使用された。ダブルルーフ・オープンデッキの2軸木造客車。極めつけの古典的車両。