Dr,Kの特急ミシュラン 31 京阪8000系改造車"プレミアムカー”
特急ミシュラン - Michelin Express –
File 31 京阪8000系改造車 “プレミアムカー”
Michelin Express File 31 Series 8000 “Premium Car”
すっかりご無沙汰してしまいました。Dr.Kでございます。
一昨年4月の熊本での地震での復興支援活動と、昨年4月に転勤し、
無駄に仕事がムチャクチャ忙しく、全く投稿できませんでした。
久し振りの投稿は、転勤先が京阪沿線ということもあり、昨夏のデビュー以来、
すっかりお世話になっている京阪8000系改造車「プレミアムカー」です。
京阪8000系 プレミアムカー 総合評価 ☆☆☆
8両編成の6号車のT車を改造して誕生。改造後は8両編成に戻されて運用されている。
8000系だけではすべての快速特急・特急の運用を賄えないので、3ドアクロスシート車の3000系6本とあわせて運用されている(8000系以外の車両にはプレミアムカーは連結されていない)。
アメニティ:☆☆☆☆
京都エリアの観光客が増えてしまい、京阪特急は座れないことが増えたため、着席ニーズに応えるかたちであわせてグレードアップして登場したのが、このプレミアムカー。
京阪間は500円、そのほかの区間は400円で、3列シート、全席モバイルコンセントがついてくるグレードは侮れない。特急と快速特急「洛楽」、ライナー、一部急行で充当される列車で営業運転している。
これだけ人気が出るのなら、ダブルデッカーをプレミアムカーにしてもよかったかも。
ただ、難点は種車の窓割りをそのままに、1つドアを埋めてそのまま窓を設置した状態でシートピッチを拡大したため、窓割りとシートピッチがあっておらず、座席が窓と窓の間に来てしまう席が意外と多いことと、荷物置場を設置するのなら、反対側の2人掛けのスペースも、定員を減らしてでもトイレにした方がよかった(乗車時間は小一時間だが、快速特急「洛楽」で運用されるときは京橋~七条間ノンストップで途中で下車できないため、車内にトイレがあったほうが良い)。
経済性:☆☆☆
10編成が在籍しているが、前述のとおり特急運用をすべて賄えるわけではないことと、メンテナンスに入るときは、3000系や8両編成のロングシート車で代走され、この場合はプレミアムカーなしの全車自由席になってしまう。
個人的には3000系、8000系と一部一般車を6連に短縮し、プレミアムシートオンリーの2両編成を新造で特急運用の必要数用意し、自由席用の6両編成と併結するほうが、自由席車の差は出るが、柔軟性を持たせることができたように思う。
利便性:☆☆☆
特急自体は10分毎の運転で運転頻度自体は高いが、3000系などの残念特急が2本以上続くことも少なくない。
現状の運行であれば、8000系で運転する列車を快速特急と20分毎の特急に固定したほうがわかりやすい(つまり、特急は8000系と残念特急を交互になるようにしておき、残念特急のスジにラッキーの8000系を充当する形にする)。
始発駅である淀屋橋駅は売り場から改札まで大きく迂回させられるため、現状は出口専用の売り場前の改札を入口専用にし、現在入口専用になっている反対側を出口専用にするべきである。
始発駅である淀屋橋でプレミアムカーの利用客に対する配慮ができていない点がマイナス点。
ときめき度:☆☆
設備は非常にいいのだが、時間帯によっては席が確保しにくかったり、窓割りが合わない席が意外と多く車窓という意味ではだいぶ残念。
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