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2015年11月27日 (金)

サイキョージ氏の-秋の鉄旅-神戸電鉄・北条鉄道編

サイキョージ氏の-秋の鉄旅-神戸電鉄・北条鉄道編
 
私にとって11月の週末はとても忙しい。
土日の骨休みに鉄分補給の旅に出た。
JR線はほぼ乗り潰した感があるのでこれからの乗り潰しは民鉄、3セクにシフトして行こうと思っている。
神戸電鉄粟生線、北条鉄道は存続が取りざたされている路線なので早めに乗っておきたいので早速行動に移した。 
2015/11/6(月) 
高槻市→(阪急)→新開地→(神戸電鉄)→粟生→(北条鉄道)→北条町→(神姫バス)西大貫→(徒歩)→福崎文殊荘→(福崎町コミュニティーバス)JR福崎駅→(JR播但線)→姫路→JR高槻 
 この日は朝から天気がよく遠足日和だ。
高槻市発
8:28発の通勤特急に乗るべく駅へ着くと改札の様子がおかしい。
人があふれている。
JR線が人身事故にともなう架線事故のため不通になっていて、JRの乗客が振替輸送の阪急に殺到していたのだ。
阪急もダイヤが乱れ、ホームに到着した通勤特急に乗り込んだ。
とんでもなく混んでいた。
やっとの思いで十三で降り神戸線の新開地行き特急に乗り換える。
神戸線もダイヤが乱れていて、とにかく到着した特急に乗り込んだ。
京都線とは違って車内は空いている。
神戸線は線形がよく駅間も長いので神戸まで普通に乗っても特急とさほど時間差がない。
乗った特急は7000系。
ロングシートなのは残念であるが
JRの新快速と張り合えるスピードで快適だ。 
 
新開地に9:30頃到着し神戸電鉄に乗り換える。
この駅は地下駅で改札を通り抜けることなく神戸電鉄・阪急・阪神・山陽電鉄と相互に乗り換えることができる。
神戸電鉄は六甲山を登って鈴蘭台から有馬・三田方面と三木・小野方面に2つの路線を持つ電鉄会社である。
JRをはさんで明石・姫路方面を結ぶ山陽電鉄と比べると沿線の人口が少なく経営的に苦しいことが素人目にも分かる。

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9:52発の粟生行き普通電車に乗る。
圧巻なのは湊川から鈴蘭台までの山登りである。
山岳鉄道を思わせる
50‰の急勾配が続くが、
これでも大都市の通勤路線であるのがおもしろい。
神戸電鉄は、この勾配を登るために高性能な車両を用意しなければならず他の私鉄よりも車両にコストがかかるのは気の毒である。
同じようなスペシャル車両をもつ箱根登山電車のように沿線に観光地があればいいのだが、有馬温泉以外にこれといった観光地がない神戸電鉄は厳しい状況だ。

鈴蘭台から粟生線は基本、単線になりところどころに複線区間が設けられている。
志染(しじみ)駅まで日中は1時間に2本、志染から粟生までは1時間に1本程度の輸送密度であるので単線で十分であろう。粟生着11:00ここで北条鉄道に乗り替える。
 
粟生駅は加古川を挟んで小野市中心部と反対側にある。小野市民には利用しにくく、乗換のためだけにあるような駅である。
JR加古川線の駅でもあり、ここからかつて国鉄北条線(現在の北条鉄道)が分岐していた。
加古川線は枝線が多く厄神から旧三木線、野村(現西脇市駅)から旧鍛冶屋線が出ていた。
枝線のうち3セクになって残ったのは三木鉄道と北条鉄道だが現在残っているのは北条鉄道のみである。 
 加古川線のホームに125系の単行電車が入ってきた。
かつて小浜線が電化されたときに新調された車両だ。
日中の加古川線でも運用されているようだ。
 北条鉄道11:09発単行の気動車に乗り込む。
北条鉄道は粟生からのんびりと刈り取りの終わった播州平野を走る。
乗客は
20人程度、線路には雑草が目立ち、こまめな保線まで手が回らないようだ。沿線の駅舎は旧国鉄時代のものが今も使われていて味わい深い。 
 

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北条町着11:31、ほぼ40年ぶりにこの地を訪れる。
昔の面影はなく、駅前には加西市の公共施設やスーパーなどが入る複合商業施設が構え、
三洋電機の跡地はイオンモールになっていた。

北条町からは
JR播但線福崎駅までバスで出て姫路を回って帰ることにする。

いつのほどに福崎まで出る神姫バスがなくなっており福崎駅最寄りのバス停までバスに乗り、あとは福崎町のコミュニティーバスを利用することにした。

北条町発
11:53発神姫バス姫路行きに乗り込む。12:04に西大貫のバス停で降り、ここから福崎町の宿泊施設「文殊荘」まで約2Km歩く。
途中のコンビニで弁当とビールを買いその場で昼食休憩にした。
休憩していた時間を除くと
30分ほどで文殊荘に到着。
ここから福崎町のコミュニティーバスが利用できる。
1時間ほど時間があったので文殊荘で入浴してゆったりくつろいだ(入浴料
300円)。

 文殊荘14:02発福崎町のコミュニティーバスに乗り、町なかをぐるっと回って福崎駅に14:28に到着した。
バスはいわゆるジャンボタクシーで神姫バスが委託運行しているようだ。
乗客は私を含め2人で運賃は
100円だった。

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いつもながらコミュニティーバスは「鉄」にとってはありがたい存在だ。

福崎町は私の生まれた町(兵庫県神崎郡市川町)の隣町なので何度も行ったことがあるのだが、町なかを走るバスに乗ってみると、あらためて町の賑わいが駅前から中国道福崎インターの近辺に移っていることが実感させられた。

福崎からは
14:55発姫路行きの電車に乗り姫路で野洲行きの新快速に乗り換え17時前に高槻へ到着した。

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