« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »

2015年6月の記事

2015年6月30日 (火)

東武鉄道 6050系

6050系は、伊勢崎線・日光線の快速・区間快速(一部の区間急行・普通)用の2ドアセミクロスシート車です。

Tob_6173_01

1985~86年に、2連×22=44両が登場しました。
6000系の更新車で主電動機・台車・抵抗器・CPなどを流用していますが、制御器は新調しました。
6000系同じ電動カム軸式ですが、野岩鉄道乗り入れを考慮して耐寒耐雪設計とされたほか、無接点制御方式を取り入れメンテナンス軽減を図っています。
1996年には、自動連結器から電気連結器付き密着連結器へ交換されました。
1985~86年には新造車である100番台が2編成 (61101/102F)が新造されています。
新造車は、台車をミンデンドイツ型(FS357/057)からSUミンデン型に変更されました。
なおこれらは野岩鉄道開業に合わせ2編成とも譲渡されました。
1988年には、新造車が7本 (6173~79F+野岩鉄道車 103F)追加投入され、1990年、会津鉄道向けに201Fも追加されています。

鉄道車両写真集東武鉄道 6050系

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年6月24日 (水)

広島電鉄 宮島線直通 2500形

広島電鉄2500形は1961~67年にかけ導入した
宮島線直通用2車体連接車です。
新製車(2501~10)と大阪市電1601形の車体流用車(2511~14)の2グループに分類できます。

Hiroden1_2504

新製車は2000形に類似した全金属製の車体。
新製車グループについては
1985年より3車体連接車へ改造することとなり、
3100形に改められました。

Hiroden1_2511

車体流用車は大阪市電1601形を連接車にしたもので、
クラシックな外観のままで台車も「大阪市電形」のままです。

ただし改造の際、主電動機を増設、2軸駆動とし
パワーアップしました。

鉄道車両写真集
広島電鉄 宮島線直通 2000形 2500形

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年6月23日 (火)

広島電鉄 宮島線直通 2000形

広島電鉄 2000形(2001~03:ナニワ工機、2004~09自社)

Hiroshima_miyajima_2004

1960~63年にかけ導入した宮島線直通車です。
当初は単行で運用され、850形の出力UP車という位置づけでした。

1974年に、2001を除いて2両編成化されました。
連結改造された2002-2009は、1981~84年に冷房改造されました。
(三菱MDA方式:CU77A 21,000kcal/h×1)

2009年10月16日をもって定期運用を離脱しています.

鉄道車両写真集広島電鉄 宮島線直通 2000形 2500形

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年6月20日 (土)

珍車ギャラリー 広島電鉄 旧800形 801をUP

広島電鉄は、古い電車を大切に使い続けている鉄道会社です。
他所からやってきたものも含めて、
戦前に製造されたものを今なお使い続けています。
そう、齢70年を超える車輌もいるのです。

Hiroden1_801

ところが、旧800形の大半は20年ほどで姿を消し、
改造工事を施して生き延びた801号でさえ
1983年にお役御免になっているのです。

なにがいけなかったのか? つづきはこちらを

珍車ギャラリー広島電鉄 旧800形 801

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年6月12日 (金)

広島電鉄 600形(もと西鉄 北九州線500形)

広島電鉄600形(601~03)
もと西鉄北九州市内線の500形です。
1948~49年に12両が汽車会社で製造されました。

Hiroden1_602

全長13m。当初、3ドアでしたが、1952年に2ドア化しました。
またこのとき車体の前後を絞り、モータも45kW×2個に変更されました。

広島電鉄へ譲渡されたのは1976年です。
この際中ドア復元して前中扉になりました。

事故廃車の603以外は1984年に冷房改造され、
(CU77A:21,000kcal/h×1)
併せて方向幕の大型化、台車の交換などが行われています。

2001年に601号が廃車、現在、602 号のみ運用中

鉄道車両写真集
広島電鉄 600形(もと西鉄 北九州線500形)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年6月11日 (木)

広島電鉄 市内線用 350形

広島電鉄350形は、1958年3月に宮島線直通用として導入された850形がその前身です。

Hiroshima_city_351

851~53の3両がナニワ工機で新製されました。
直通運転用として先行導入された550形551をパワーUPし、
最高速度を60km/hに引き上げた車両です。

しかし空気ブレーキのみであったことから、市内線へ転用、
1971年に350形と改められました。

菱形パンタグラフにその名残が感じられます。

鉄道車両写真集
広島電鉄 市内線用 350形 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年6月10日 (水)

広島電鉄 650形 被爆電車

広島電鉄650形は、広島での被爆体験を持つ路面電車です。

Hiroden1_653

いまなお現役で活躍しています。
いよいよ戦時色が高まる昭和17年、
国策により広島瓦斯電軌から、 交通事業を分離した広島電鉄が
初めて発注した半鋼製のボギー車です。

1942年に木南車輌製造で651 - 655の5輌が製造されました。
654は老朽化、655は事故により除籍され、
現在651 ~53が在籍しています。

直接制御(KR-8)でブレーキはSM-3とオーソドックスな構成です。
珍車ギャラリーでも取り上げています。こちらも是非ご覧ください。

鉄道車両写真集
広島電鉄 市内線用 650形 被爆電車

珍車ギャラリー
広島電鉄_652 被爆電車

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年6月 6日 (土)

珍車ギャラリー 京阪電気鉄道 800系 京都市営地下鉄東西線乗り入れ車輌

東西線の開通によって、京津線の西半分が廃線となりました。

Keihan_815__1

輸送需要だけで考えれば、
石山坂本線の2連をそのまま山科まで乗り入れさせ、
山科で地下鉄に乗り換えることで一件落着となりそうなものです。、

しかし、京阪電気鉄道は、800系を導入することで、
三条から乗り換えなしで浜大津へゆけるルートを確保しました。

しかし、それは決して簡単なことではありません。
というのも京津線は日本屈指の急勾配路線であり、
それも併用軌道区間まで有する路線です。

地下鉄線内に適合した車輌であり、
かつこれら全てに対応することを求められた800系
とはどのような車輌なのでしょうか。

珍車ギャラリー
京阪電気鉄道 800系 地下鉄東西線乗入車輌

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年6月 4日 (木)

広島電鉄 宮島線直通 3700形 グリーンライナー

広島電鉄3700形は、3500形に次ぐ宮島線直通用連接車。

Hiroden2014_3701a

愛称は「ぐりーんらいなー」
1984-87年にアルナ工機で5編成製造されました。
チョッパ制御、直角カルダン駆動である3500形とは異なり、
抵抗制御,平行カルダン駆動とオーソドックスに作られています。
クーラーは01-03三菱製、他は東芝製です。

なお市内線にも使用されています。

鉄道車両写真集
広島電鉄 宮島線直通 3700形 グリーンライナー

続きを読む "広島電鉄 宮島線直通 3700形 グリーンライナー"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年6月 2日 (火)

広島電鉄 宮島線直通 3100形

広島電鉄3100形(3101~03)は、1985~86年にかけ
2500形を3車体連接化したものです。

Hiroshima_miyajima_3102b

中間車Cは2500形の運転台部分を切断、これを取り付けました。
(1985年12月、2500形は形式消滅。)

改造にあたっては中間連接台車にもモータを搭載し
1編成当たり6基搭載としました。
制御装置(ES-255B)は両先頭車に搭載、
1台は両端台車のモータ×4を制御、
もう1台で中間連接台車のモータ×2を制御します。
(電気ブレーキ動作 時は両端台車のモータだけを使用。)

併せて冷房化もなされました。
先頭車にCU77A(21,000kcai/h)、
中間車に CU127A(10,500kcal/h)を1基を新設、

屋根上には冷房電源用のSIVが新設されました。
スペース確保のため、パンタグラフを交換、
位置 も台座も変更しています。

鉄道車両写真集広島電鉄 宮島線直通 3100形

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »