Dr.K 2015年の初旅 大雪の中の帰省
ここ数年、小生の初仕事は1月2日。
兵庫県某所にて行われる初売りイベントのプロデュースから始まる。
昨年は、その終了後、サンライズに乗って帰省する途中で有楽町火災に出くわし、品川で足止めを食らって結局帰省できなかった。
今年も大雪で一筋縄にはいかなかった。
今回も往路では空路が取れず、夜行もとれなかったので陸路での帰省とあいなった。
のぞみ252号( 新大阪18:52 → 東京21:23 )
はやぶさ37号( 東京21:36 → 仙台23:07 )
梅田での打ち上げの最初の30分ほどだけ顔を出し新大阪に移動。
こののぞみ252号も時期の問題で普通車が取れずグリーン車。
この列車はのぞみ48号(新大阪発18:37)から11分45秒の束の中に5本かたまりでいる最後の列車なので、京都駅
手前で信号にひっかかる。京都もかなり雪が降っている。
京都を出た列車は京都駅発車直後の放送案内であったとおり、大雪による速度規制で
速度が上がらず、名古屋で12分の遅れが発生することになる。
先の放送でいきなり名古屋(19:41着)からの接続の南紀7号(19:47発)の問合せがあったため、検札に来たパーサーに声をかけ、ブランケットを借りる(これは「寝るぞ」の意思表示)。
少し待たされたあと、パーサーに名古屋発車後に車掌が伺うのでそのときに申し出てください、とのこと。
ちょっと待て、名古屋出るまで寝れねぇ…。普段なら5分あれば十分乗換ができるのだが、10分遅れると3分しかなく、仙台接続は最終やまびこがはやぶさの8分後にあるから、ちょっと怖い。今日ははやぶさ、普通席だからなぁ(これがグリーン以上だと、待ってくれる率が上がるのだが…)。
米原手前で渋滞している名神高速を横目に見ながら、こちらもつきあうようにノロノロ運転になる。ここで2本前を走るこだまを、直前を走る700系の臨時のぞみとともに追越すため信号に引っかかるのだ。
ここで登場した車販嬢から、疲れからか甘いものが欲しくなったのでコーヒーとアイスを購入。甘いものを食べたらすっきりしたのか、乗っているのが8号車であるのを思い出す。いちばん近い7号車トイレに行く途中に車掌室あるやん。すかさず用を足した帰りに車掌室にいた女性車掌に声をかけた。
私のきっぷを見てすぐに状況を察してくれ、私の席をメモ。新横浜の手前で声をかけてくれるとのこと。やっぱ、こういうのはキャリアとかじゃなくて鉄道マンそれぞれのアンテナの張り方だな。こういう気の利く若い車掌にはがんばってもらいたいと思う。
これで安心して爆睡できる。
私は名古屋では夢の中だったが、南紀7号は新宮行最終とあり、接続を取ったようだ。
熱海を通過したところで、寝ていた私に先の車掌が声をかけてくれる。
接続を取ってくれるとのことで一安心。
しばらくして小田原を10分遅れで通過。
新横浜で大量の下車があり、京都時点で放送があったとおり、大ババだった自由席にも余裕ができる。
品川、東京にもこのままの遅れで到着。
乗換改札では東日本の係員がはやぶさの客に対してマイクで叫ぶ。
…というより、階段から遠い普通車にも家族連れとかがいるんだから、越後湯沢でも思ったけど、つれてってやれよ、列車まで。
はやぶさ37号で指定されている席は7号車のE席。この時間の仙台行だから比較的楽に
とることができた。
仙台のM氏から、無事に東京で乗りかえできたか?というメールをいただく。
乗れた旨を伝えると、仙台駅まで迎えに行くから飲みに行こう、とのこと。この列車は
途中大宮にしか停まらないので所要時間は約1時間半。この間爆睡。
仙台に着いた私は、その後仙台の定宿にチェックインしてからM氏と新年会。改めて
飲みなおす。
はやぶさ1号( 仙台8:06 → 新青森9:50 )
スーパー白鳥1号( 新青森10:17 → 函館12:22 )
東京発の1番列車だが、意外にも仙台からは普通車で8号車のE席をおさえることが できてしまう。いかに仙台までの需要が大きいかを物語る。 1号を名乗ってはいるものの、こまちと併結している盛岡まではノンストップだが、 単品になる盛岡以北はいわて沼宮内以外全駅に停車するので速達便より20分ほど遅い。 D席には盛岡までの女性客がすでに座られていたので声をかけてE席にすわる。 リクライニングが戻り切っていなかったのが、仙台までの先客がいたことを物語っている。
盛岡で切り離したこまち1号の発車を待って、この列車が出発。隣の人が変わる。 毎度この区間と九州新幹線の新八代以南を乗ると思うのだが、なんで新幹線をこのルート(八戸回り)で通したのだろうと思う。 在来線を3セクで切り離すなら、いわて沼宮内から十和田湖の南側を回って、大館と 弘前をとおせば花輪線を切り離せたほうが経営的にもよかった気がしてならない。
新青森では30分弱の乗換時間があるので、駅ナカのニューデイズでコーヒーを調達。 スーパー白鳥1号はあえて増結の普通車をとったことで、やっと乗ることができました。
珍車785系300番台。785系105番を名乗っていた頃には、札幌地区で何度か乗っているのですが、青函エリアに来てからはなかなか会えなかった彼ら。
北海道新幹線が開通するまでに会えないかとあきらめていたら、ついに会うことができました。
新青森駅の在来線ホームは島式1面しかないのだが、スーパー白鳥が一瞬両面に停まる。函館からのスーパー白鳥16号が到着するからだ。 新青森では、座席は青森から津軽海峡線の向きにあわせて逆向きにセットされているので、よけいにややこしい。
青森は元々雪の多い土地柄ではあるが、この年末年始、大雪で荒れているので、
例年にない雪の積もり方である。
久し振りに日中に津軽海峡線を通り抜ける。
前回は、夏休みに上りはまなすで早朝通り抜けたからだ。
新中小国信号場~木古内間は複線だが、それ以外の区間は元々ローカル線で単線なので、 大動脈の割にはインフラが心もとない。行き違いの遅れはあるが、数分なので、問題なく函館でのりかえることができた。本当に乗換がやばいときは、五稜郭に臨時停車させるから問題ない。
スーパー北斗7号( 函館12:29 → 南千歳15:26 )
スーパーとかち5号( 南千歳16:16 → 新得17:50 )
函館からはスーパー北斗。おなじみの281系。
札幌発朝一番の2号の折返しの7両編成。
岩見沢付近で大雪が降っており、2号が遅れたので慌ただしい折返しになったが、
785系に出会えた私は、えびす顔でスーパー北斗7号のグリーン車に乗る。
森の名物駅弁「いかめし」もゲットし幸先が良い。北斗に乗る時はこれが楽しみなのだ。
いろいろ安全面で出てきて、すっかり後手に回ってしまった北海道だが、速度向上の
努力は続けてもらいたいところである。せっかく落成したキハ285系も何かの形で活用してもらいたい。
停車駅はほぼ揃えられてしまったので、これといって特に述べることはないが、車両面はぎりぎりの運用をしているので、増結はなく7両のまま走っているので、もちろん満席で自由席も相当な混雑である。約3時間も乗るので、せっかくだし、電源もとれるということでグリーン車の一人掛けにした。やっぱり快適性が違い過ぎるワ。
雪が降り、ところどころ吹雪く中を列車は進む。
南千歳の乗換では通常小一時間あるので、新千歳空港に立ち寄ってコーヒーブレイクを取るつもりだったが、東室蘭を過ぎて電化区間に入ると様相が変わってくる。
岩見沢付近の大雪でポイント故障があり、苫小牧から岩見沢までの室蘭本線と、千歳線、函館線といった札幌近郊のダイヤが大幅に乱れていたからだ。
一部列車が運休になっているという情報も入ってくる。
結局南千歳には約10分遅れで着いた。
ホームはメチャクチャ寒く、新千歳まで往復すると慌ただしくなってしまうため、仕方なしに待合室で寒さをしのぐ。駅近くにはアウトレットがあるくらいで、特に寄るところはない。ここの待合室は、自販機が充実していて、広いのが救い。ただ、この時期でダイヤが乱れているから人も多い。
スーパーとかち5号もそのあおりで10分弱遅れてやってきた。
これで新得に向かう。
ここは次の特急まで約2時間あいているし、18キッパーが多く時間的に中途半端だし、雪でいつダイヤが乱れるかわからないので、最終以外では段落としをしにくいスジ。ということで、新得まで指定を取って乗りっぱなす。
追分では、先のダイヤ乱れで岩見沢からの普通が大幅に遅れていて、普段なら姿が見えない、苫小牧に向かう雪まみれのキハ40が見えた。30分近く遅れている。
新夕張では1時間待ちで普通から乗り継げる、スーパーとかち7号~狩勝のスジに次いで18キッパーにとっては乗継しやすいスジなので、新夕張から私が降りる新得までは18キッパーが自由席に少なからず乗り込むのがこの時期。勝手を知らない長距離客は、なんでここから自由席にこれだけ乗り込むのかわからないところだろう。
ところが、大雪の影響で普通列車が相次いで運休しているため、今日は新夕張から乗ってくる人は少ない。
こうしてなんとか新得には15分ほどの遅れで到着。
伯母の出迎えで久々に帰省。
普段迎えに来てくれる伯父は正月らしく、昼間から飲んですでにできあがっているらしい。私が到着すると、すぐさま鍋大会。
伯父が私のために用意してくれていた十勝ワインで乾杯し、夕食後はK家恒例の年末年始の麻雀大会に突入する。
スーパーおおぞら8号( 新得15:40 → 南千歳17:11 )
エアポート164号( 南千歳17:13 → 新千歳空港17:17 )
全日空578便( 新千歳空港18:35 → 神戸空港20:35 )
昼食後のティータイム終了後、伯父、伯母に送ってもらって、一族で新得駅に向かう。
こちらは晴れているが、山を越えた向こう側、新夕張以西、道央エリアは昨日に続き大雪らしく、16時ごろまで普通列車は運休との情報が入る。
特急は平常通り運行している
らしい。
スーパーおおぞら8号は速達便なので、南千歳まで途中営業停車する駅は、これまた速達便のスーパーおおぞら7号と交換するトマムのみ。指定を取り2ボックスを一族で占領する。
新夕張までは駅周辺にしか集落はなく、駅を離れると原野が広がり、例年以上の
深い雪に覆われている。
札幌在住の次々兄一族以外は南千歳で降りる。
少し遅れたため、我々は乗換時間が
わずかなので、お別れのあいさつもそこそこに新千歳空港行のエアポートに乗車。
余市の次兄夫婦は、ここから我々が新千歳空港まで乗ったエアポート164号の折返しと
なる17:37発小樽行のエアポート175号に乗換えるためとなりのホームへ。
車両は新型733系3000番台だったため「こんな電車あったん?」と母がびっくり。
たしかに、エアポートでこの車両はこの夏からなので、初体験だろう。北海道にロングシートがあるのを知らなかったようだ。どうしても母の世代だと、721系に乗った時はいい意味で衝撃だったらしく、北海道の電車=711系のイメージが強いのでしょうがない。たった1駅の地下区間だが、やっぱり北海道のある程度の乗車距離のある快速列車でのロングシートは違和感あるなぁ。721系が秀逸すぎて落差でかいワ。
昨夏よりエアポートにも733系が投入され、これの混雑はわかるが快速で小樽からロングシートは勘弁してもらいたいと切に願う。同じ733系を投入するなら3連を投入し、浮いた721系3連をエアポートの増結に回し、快速エアポートを721系9両編成に増強する形でやってほしかった。10両編成対応にしておけば、スーパーカムイも2編成10両まで増結できるしね。この対応をしなければならない駅は知れてるし。大変なのは地下の新千歳空港くらいだろうけど、客の多い時間帯は明らかに輸送力欲しいしね。
夏にも思ったが、733系3000番台はUシートじゃなきゃ乗ってられない。
神戸行ANA最終便で神戸空港へ。
ポートライナーを乗りついで、三ノ宮からは新快速の混雑を嫌って快速で帰った。
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