DrKの2014年12月の鉄旅 その2 九州編
2週間後、別件2つに引っかける形で石川に出直すことになったため、1週間でえらい行程になってしまった。どうしても外せないイベントの仕事のために、行程の途中で2回大阪に帰ってこなければならず、非常に厳しい行程になってしまいました。その2ではまず、その前半、九州編です。
午前中研修だったため、旅のスタートは大阪環状線、芦原橋駅。大阪環状線で2駅移動し新今宮へ。
ラピートβ37号( 新今宮12:37 → 関西空港13:11 )
ピーチ177便( 関西空港 14:05 → 長崎空港15:25 )
ラピートのデラックスシートで関西空港へ。200円の上乗せで1人掛けにすわれるのだから当然。
昼食を悠長にとっていると、1日1便の関空~長崎のピーチ177便に乗れないので、食事はラピートの車内であらかじめ購入していたものを食べる。
長崎への空路は伊丹からが大半なので、伊丹から飛ぶことを考えると、新幹線を使うほうが、効率がいい(伊丹で飛ぶ頃には新幹線だと広島くらいまで行けてしまう)し、こちらでいきたいのはやまやまなのだが、この関空から飛べるピーチだと新幹線で博多に着くころには長崎空港に降りたっているので、かもめに乗る時間分まるまる早い。滞在時間を延ばすため致し方なくこの選択になる。
ところどころ高架工事をしているところは平行しているライバル路線の阪和線に似ている。かつては岸和田で急行を追越していたが、急行は逃げ切るダイヤになったため、ここで普通を追越す。
泉佐野では、一瞬右側のドアも開け、和歌山市方面からの乗換客の便宜を図る。その後りんくうタウンを経て関空に到着。搭乗手続き保安検査を終えピーチ177便に乗る。
10月にも私は長崎(諫早)に来ているが、なぜなのかというと、大学時代の友人O氏より紹介された、ある業界団体の長崎県理事長をされているY氏から、O氏とともに仕事の依頼を受けたためだ。
10月は打合せ訪問し、金曜の今日がリハーサル、土日が本番で、我々の出番は日曜日なのだ。
長崎空港からは、JR大村駅行のバスにのるつもりだったが、Y氏の部下の方がクルマで空港まで迎えに来てくださり恐縮至極。16時過ぎに現場に到着。大学時代の友人O氏もここで合流。
かもめ48号( 諫早20:42 → 博多22:18 )
リハーサルに熱が入り、終了したのは20:00過ぎ。明日は大阪市内で別件のイベントの仕事があるため大阪に戻らなければならないが、もう帰れない。しかし、会場入りは9時30分なので福岡泊でも間に合うのだ。
というわけで、この仕事のおかげで久々に再会した福岡市内在住のO氏ともども、Y氏に諫早駅まで送っていただき、かもめ48号博多まで移動。車両は787系8両編成。
車内ではO氏と杯をかわしながら語らったのだが、話をしていると博多まではあっという間だった。
お互い明日は別件の仕事を抱えているのだが、私が福岡で1泊するというと、食事をしようということになった。地下鉄に乗換えて中洲川端へ。久々の再会を祝して、O氏お気に入りの中洲の某店で乾杯。
のぞみ2号( 博多6:05 → 新大阪8:34 )
九州に2泊するのだが、福岡泊は昨晩のみ。今晩は別のところに泊まる。
眠い目をこすり、宿をチェックアウトして博多駅に向かい、朝一番ののぞみ2号に乗る。
これに乗って、今日の9:30入りの現場の最寄り駅の到着時刻は9:10。
隣の13番線から、6時発のひかり440号岡山行が先に出る。この列車はのぞみ2号に新山口で抜かれるのだが、元々は新山口発朝一のこだまだったスジで、博多から新山口まで回送するのがもったいないから当初の始発駅の新山口まで、途中小倉だけを停車させるひかりとして博多から営業運転するようになったものなのだ。のぞみ2号は徳山に停まるので、ここで乗り換えることができ、新岩国と東広島~新倉敷までの各駅に行く場合は乗換えることができる。
N700Aの16両編成に乗車。指定された席は7号車のE席。
昨晩は日付が変わるまでO氏と飲んでいたので、この2時間半は貴重な睡眠時間。
無事に新大阪で降り、地下鉄に乗換えて今日の会場に無事9:20に到着。
イベント会場の控室用に長崎のカステラを差し入れると、今日の進行役の後輩Tくんに、「ありがとうございます。これ、製造日昨日じゃないですか。出張だっておっしゃってましたけど Kさん、いつの間に長崎に行ってこられたんですか?!」
「だからその出張が長崎なんだって。昨日、朝9時から12時まで研修を一緒に受けた後、そのまま長崎へ飛んでひと仕事して、今朝戻ってきたその足でこの会場に入ったんだよ」と答える。
ま、忙しいときゃこんなもんさ。
のぞみ41号( 新大阪17:09 → 小倉19:22 )
わが支店長の御礼のあいさつをもって無事イベント終了。素早く撤収作業をして16時に解散。
ここから地下鉄で新大阪に向かい、今度は九州に戻る。明日の仕事は長崎なのだが、日豊線に乗っておきたいので、足を伸ばして宿は別府の温泉宿。
ちゃんと電車が動いてくれれば、明日のイベントの仕事のための受付時間の11時には十分間に合うし。
こういうのでもないとやってられないのだ。
山陽新幹線はそれなりの頻度で乗るし、岡山以西はトンネルだらけで、もう日も落ちているし景色を見るところでもないので、のぞみ2号に続き、この2時間ちょっとも寝る時間。
ソニック49号( 小倉19:41 → 別府20:51 )
小倉で白ソニック(885系)のソニック49号に乗換える。自由席は短距離客が多い。
885系はここのところ長崎線でばかり乗っているので、白ソニックに乗るのは西日本パスでサイキョージ氏と由布院に行って以来(「サイキョージ氏とDr.K 西日本パスで旅する!!1日目」参照)。
日豊線自体は短距離で年1回は乗っているのですが、別府まではなかなか行かないし、ソニックもたまたま青ソニック(883系)ばかりだったので、これを狙った。
途中、大分県内に入ると一部単線区間があるものの、1時間10分で別府まで来てしまうところが速い。
この所要時間だからこそ、美味い海の幸がいただける「温泉」にひかれてやってきてしまうのですよ。
関サバをはじめ、大分の海の幸と温泉を満喫。明日に備えて早めに寝る。
ソニック8号( 別府6:49 → 博多 8:53 )
かもめ9号( 博多8:56 → 諫早10:31 )
今日は依頼を受けた仕事の本番。朝風呂を堪能した後、チェックアウトし、歩いて別府駅に向かう。
ソニック8号とかもめ9号でその会場、諫早に向かう。途中、かもめ9号の博多からO氏が合流することになっている。イベント自体は、日曜日分も10時開始で行われているのだが、土曜の午後から2日がかりなので、受付時間自体は日曜朝11時。我々の出番は15時ごろ。
ソニック8号は青ソニックの初期車。元々は5連で、885系ベースの1000番台ユニットを挿入されて7連になっているタイプ。1000番台には0番台にはあるビードがないのと、MTのユニット位置が
逆なのですぐに挿入車がわかる。元から7連タイプには1000番台はない。これで青ソニックを7連に統一し、共通運用されている。
単線区間の行き違いと、北九州エリアで強風がふいたため、日豊線内で7分ほど遅れる。
そのため、小倉では方向転換が済んだら慌ただしく発車した。
列車が遅れているため博多での接続を気にかける人もいたが、同じホームの体面に停まり、平日なら普段のダイヤでも1分接続なので、そんなに気にすることもないのだ。ソニックは博多と大分を速達で結ぶことに主眼が置かれているので、鹿児島線内では停車駅が少なく、黒崎と折尾にしか停まらない。
前を走る快速に引っかかったりと、結局3分遅れで博多着。それでも、かもめ9号は待っていてくれたので、ゆっくり乗換えることができた。無事、O氏と合流。
途中、佐世保線と分岐する肥前山口までは長崎線の複線なのだが、肥前山口を過ぎると単線になる。
諫早までの単線区間では原則、肥前鹿島、多良、湯江で交換するダイヤが組まれている。
諫早湾の観光案内の放送が聞こえると諫早。ここで下車して、タクシーで10分弱の会場へ。
かもめ44号( 諫早19:14 → 博多20:55 )
みずほ610号( 博多21:08 → 姫路23:08 )
イベントの閉会式は19時に終了。でも、ここで今日の私の仕事が終わり、ではないのだ。
私とO氏は、ゲストとして招かれたのだが、Y氏へのあいさつもそこそこにタクシーへ。
かもめ44号の諫早駅の発時刻は19時14分だからだ。
とくに、私はこれに乗れないと博多で新大阪行最終みずほ610号に乗れないと、次の現場に間に合わないのだ。こんな時間から次の現場?と思われるかもしれない。
お互い忙しくて、日曜の深夜しか相手と来年1月までにスケジュールが合わなかったのだからしょうがない。その相手とは、11月に四国に一緒に旅をした、大学時代の友人、大学講師をしている
T氏である。
T氏は生粋の神戸人で、阪神淡路大震災以降、とある復興支援チャリティイベントを毎年1月に主催しており、私もそのイベントに毎年参加しているのだ。その打合せをT氏宅でするためである。
O氏はまだ福岡に戻るには最終の50号(諫早発21:47)まで余裕があるが、そこまで遅いと厳しいから、一緒に便乗する、とのこと。タクシーはみごと19:11に諫早駅に到着。
2日前とは別の787系8両編成に乗車。日曜日のこの時間なので人は少ない。とりあえず、共同の仕事が無事に終わり、O氏と車内でささやかな打ち上げ。
博多駅では最終みずほに乗る私を、「Tさんによろしく」とO氏が見送ってくれた。
みずほ610号は博多こそ定時に出たが、新大阪行最終という宿命上、小倉で接続するソニック58号に遅れが出たため、7分遅れて小倉を出た。
本州に突入したら、こんどは大雪。広島まで徐行を強いられたため、遅れを回復できないまま岡山に向かう。
今度は、岡山(22:48着)での接続が厳しくなってくる。山陽線上り普通和気行732M(22:55発)、吉備線総社行783D(22:56発)。あわせて姫路(23:08着)接続の新快速京都行最終3352M(23:19発)の問合せもあった。神戸線西明石行最終(23:21発)もあるが、新快速が発車してからなので、この列車の問合せはなし。私は西明石まで到達できればよいので、最悪最終西明石行でもよいが、新快速に乗れるに越したことはないので、問合せに応じた。
結局、姫路で降りるまでみずほ610号は7分の遅れは引きずったままだった。
姫路から乗継の最終の新快速も、赤穂線からの普通が遅れていたのを待ったため、6分遅れで姫路を出た。
こうして、5分遅れで西明石に到着。T氏のクルマで彼の家に到着したとき日付がすでに変わっていた。
こだま722号( 西明石 7:17 → 新大阪 7:40 )
T氏宅で打合せを兼ね、彼の家に泊めていただいた私は、T氏がクルマで出勤するのに便乗し
西明石駅へ。T氏はパークアンドライドをするため、西明石駅近くに駐車場を借りておられるのだ
(本人いわく、西明石駅へはバスが不便。たしかに、西神中央駅や明石駅に行くバスのほうが、本数が多い)。
T氏はこれから7:24発こだま731号で倉敷の職場に出勤される。私は逆方向のこだま722号で新大阪へ。これで月曜日、何事もなかったように定時出勤できるからすごい(新快速だと西明石が約30分早くなる。その分早くT氏宅を出発しなければならない)。
こうのとり15号( 大阪15:11 → 宝塚15:32 )
T氏宅から定時出勤した私は、午前中に現在職場で担当しているHPの更新を行い、明日のイベントの仕事の確認を同僚4人と行い、早めに職場に出て宝塚の現場に向かう。
西明石から新大阪まで新幹線を朝使っているので、この区間で特急に半額で乗れてしまうのだ。
宝塚からは阪急に乗り、川西能勢口駅で下車し次の現場によってからようやく帰宅。
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