広島電鉄 市内線用 900形(もと大阪市電2600形)
広島電鉄900形は、大阪市交通局の2601形を1965年から69年にかけて譲り受け導入したものです。
大阪市電2601形は1955年から61年にかけて増備されたものですが、「和製PCCカー」などと呼ばれた高性能のカルダン駆動電車3001形と同一の車体に、
廃車された木造2軸ボギー車などの主要機器を流用した吊り掛け駆動の電車です。
ですから制御装置はレガシーデバイスであるKR-8(直接制御)ですし、台
車もブリル77E(住友製)と古典的です。
このうち、広島電鉄へ譲渡されたのは14両(2626~ 2639)で、これは最終グループとなる4次車です。
導入に際して、集電装置をZパンタに換装するなどの手直しはなされましたが、車体塗装の変更は行われず、概ね大阪当時の姿を保ったまま導入されました。
冷房改造は1986年から89年にかけ、904 - 907・910 - 914に施されました。
重量増に伴う出力不足を補うためモータを換装しています。
冷房改造対象車以外は2000年までに廃車されました。
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広島電鉄 市内線用 900形(もと大阪市電2600形)
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