札沼線 札幌 16:20 ⇒ ○ヨ 帯広 19:32
☆この間は「サイキョージ氏の『夏の鉄旅2014 北海道道央編 その1 その2』」をご覧ください。
ちなみに、サイキョージ氏は18きっぷを使用されているため、滝川~深川間で1回につき
特急料金310円、運賃450円、合計760円支払われているが、私はタバコパスのため、特急料金分しか払わずにすむ。
2432D 普通 滝川行 帯広 10:05 ⇒ 新得 11:25
サイキョージ氏は日高線に乗るため早朝のバスで旅立たれたため、ここから札幌までは、同業の兄貴分、T氏と2人旅。
高架駅になった帯広駅に似つかわしくないキハ40単行。車両中央のボックスに陣取る。部活に行く高校生をはじめ、意外と地元の利用客が多いため、2人でワンボックス、というのはさすがにはばかられた。
しかし、通路を挟んで向かいの1ボックスを占領している、見るからに18キッパーの男性客。こういうのを見ると、腹立たしい。
柏林台を過ぎて高架を降り、一部通過列車もある大成で大半の高校生が降りる。
芽室を出ると空いてきたので、ゆっくり座っても問題ない混雑率になってくるが、こういうのを見ると、18きっぷの設定趣旨を利用者には、もう一度考えて直してもらいたいと思う。
18きっぷは、ドン行で地元の利用客と空間を共存することで、安く旅行をさせてもらえるありがたいきっぷなのだが、どうも最近はその趣旨を忘れて我が物顔で地元の利用客をかんがみない18キッパーが増えた。
わが地元も18きっぷの時期は、そういう18キッパーに辟易するため、私自身は18きっぷそのものをあまり使いたくない(18きっぷなんてなくてもいいくらいに思っている)。
御影を出ると羽帯を通過するため、次の停車駅は十勝清水なのだが、その10.5キロに37分を要するナゾ。これが定刻なのだが、そのからくりとは…?
「ここは途中の信号所です。下り列車との行き違いのため、19分ほど停車します」
思わず、運転士のその放送を聞いたT氏が
「え~っ!さすがローカル…」とこぼした。
羽帯~十勝清水間の平野川信号場での19分の運転停車。
19分の間に3列車と交換する。
1本目は旭川発帯広行の快速狩勝。キハ150の2両編成。しばらくして2本目、DF200=レッドベアに引かれる長大コンテナ。
ここまでは順当にすれ違うが、3本目のスーパーおおぞら3号が4分強遅れていたため、結局、平野川信号場には23分停まっていた。
新得には4分遅れで到着。ここで下車。
30分ちょっとの待ち時間があるため、駅ナカそばで昼食。
18キッパーと思しき若い女性客もここで改札を待たれている。
スーパーとかち6号 新得 12:05 ⇒ 新夕張 13:02
ここから新夕張までの90キロ弱の石勝線区間は、単線区間で途中駅がトマムと占冠しかなく、普通列車が存在しないため、これから乗るスーパーとかち6号もそうだが、新夕張まで一部特急が各駅に停車しローカル輸送を兼任する。
この区間は、特急自由席に乗車券だけで乗ることができ、18きっぷなどの普通列車限定の企画乗車券でも乗ることができる。
私が、新得への帰省時にこの区間でわざわざ途中下車して食事をとることが多いのは、こうすることで、この区間の特急料金がいらなくなるからだ。
列車は183系の使用停止期間中は283系を北斗に回すため、261系1000番台が充当されていたが、この期間中の8月1日から183系の使用再開に伴い、使用車両も283系に戻され時刻も元に戻っている。
新得からは長距離客もローカル客もこれに乗るしかないので、ここでけっこう乗る。
単線区間なので、さきほどのスーパーおおぞら3号の遅れが波及し、4分遅れで新得発。
夏休みで混雑するが、283系自体も車両火災で車両が足りていないので、5両に減車されたまま。新得の時点で立ち客が出る。
我々以外にもビンボー旅の方々が大量に乗車。
新夕張で夕張発の13:05発にわずか3分で乗り継げるから、スーパーとかち6号の新得~新夕張間は18きっぷの時期は特に自由席が混雑するのだ。
新得の街並みと牧場を見ながら列車はぐんぐん峠を登る。
ここでも何度か書いているが、次のトマムまでは33.8キロあり、信号場が5つある。
2つめの広内信号場でスーパーとかち3号を待たせて通過。
3つ目の新狩勝信号場を過ぎるとトンネルに入り、トンネル内にある4つ目の信号場、上落合信号場で根室本線と分岐する。
トマムを出て2つめの滝ノ沢信号場で長大貨物と交換。トマムと占冠で数人ずつの客を拾う。
信号場に格下げになった楓でスーパーおおぞら5号と交換。
新夕張まで4分遅れを引きずっているため、新夕張での3分の接続に旅慣れない18キッパーが焦り始める。
そんなにあわてなくても大丈夫だって…。
2632D 普通 千歳行 新夕張 13:05 ⇒ 南千歳 13:58
快速エアポート141号 南千歳 14:07 ⇒ 札幌 14:40
スーパーとかち6号は4分遅れで新夕張駅1番線に到着。
2632Dは新夕張に12:52に4番線に到着し、スーパーとかち6号を先に通してからあとを追う。これもキハ40の単行。
先頭に降りた旅の方は、寒地の駅になれていらっしゃらないのか、階段がどこにあるのかわからず悲壮な顔をしてホーム上をウロウロ。
新夕張駅は冬季の風雪が厳しいので、ホームの階段の手前に扉があるのだが、これが一見したところ待合室のように見えるのだろう。
私が何の迷いもなく扉をあけ、T氏がそれにつづいて階段を下りていくのを見て、必死でついてくる。
ここからは、追分~南千歳間が17.6キロあるところを除けば、駅間が10キロ以内なので、信号場は3か所になるが、下りの次の普通はこの列車の千歳からの折返しの2639Dなので、南千歳までに交換する相手は、西早来信号場で交換するスーパーとかち5号のみ。
追分までの区間では全く交換相手がおらず、東追分を通過し各駅での停車時間もわずかなので、快調に進む。
南千歳では3番線に到着。
続いてやってくるエアポート141号
小樽行は721系。指定をとっておいて正解。恵庭から超満員。
札幌に定刻に到着。ここでT氏とお別れ。お土産を調達。
虫の知らせか。
予定より1本早いエアポートの指定を確保し、小樽に向かう。
エアポート145号 札幌 15:14 ⇒ 小樽 15:46
エアポート145号は、この夏導入されたばかりの733系3000番台。
混雑が激しいため、4割がこの車両になる、とのことだが、正直なところ、この車両は増えて欲しくない。
その理由は、Uシートを除けばロングシートであること。
ゼニアール東日本のグリーン車じゃないけど、快適に乗りたければ300円払って
Uシートに乗れってか(払うけど)。
札幌地区の利用客は大幅に増えたので、733系は否定しないが、なぜエアポートにこれ?
増結の余地はあるので、733系3連をさらに投入して721系の3連を捻出し、これを増結に充てて9両化してもらいたかったところだ。
何度見ても銭函~朝里間の海岸線沿いの景色はいいもんだ。海水浴客でにぎわっているのもこの時期ならではのこと。
小樽駅では行き止まりの5番線に到着。
いったん途中下車して、駅ナカの伊勢鮨で舌鼓を打ち、超早めの夕食。
2948D 普通 長万部行 小樽 16:53 ⇒ 長万部 19:42
493D 普通 苫小牧行 長万部 20:16 ⇒ 伊達紋別 21:15
特急 北斗17号 伊達紋別 21:18 ⇒ 苫小牧 22:12
早めに並んで正解。キハ150の2両編成が満席になろうとは…。
最初の交換は然別。銀山は臨時特急ワッカのスジと交換が盛られているため停車。
その次の交換の倶知安まではそこそこ乗車。
ニセコを過ぎるとさすがに空いてくるが、
長万部まで乗りとおした客も私以外にいた。
この列車が長万部に着く1分前に札幌行特急北斗が出ていくダイヤってどうよ?
というわけで、キハ40の単行。伊達紋別から苫小牧までは北斗17号でワープ。
花火大会で賑わう駅近くの店で軽く食事し、駅に戻る。
急行 はまなす 苫小牧 23:04 ⇒ 青森 5:39
特急 つがる2号 青森 5:43 ⇒ 新青森 5:49
はまなすは12両に増結されていたが満席。4分遅れでやってくる。
私は窓側だったのだが、苫小牧まで利用した方がいらっしゃったようで、
飲みさしのコーヒーが…。苫小牧での花火大会で一杯やっていた方が大量乗車。
東室蘭までは自由席が大ババ。機関士の腕がよろしくなく、停まる度に目が覚めてしまう。
路線全体での遅れのため、4分遅れをそのまま青森まで持ち込んだ。
つがる2号への乗継は4分。はやぶさへの接続客は6時ちょうどの弘前行普通に乗るよう案内しているが、701系4連に乗る気はしないので、急ぎ足で隣のホームのつがる2号へ。
特急券なしでE751系に乗れるのは大きい。
はやぶさ4号 新青森 6:17 ⇒ 大宮 8:59
はやぶさ4号は新青森からの1番列車で、盛岡、仙台から東京に向かうには時間帯がいいのでこの列車自身も競争率が高い。普通車は満席ということもあり、グランクラスをおごる。
ちなみに、このはやぶさ4号と、次の8号は函館~青森間のはまなすの急行券を乗継割引で購入すれば、1日前倒しで指定を抑えられる。はやぶさ4号、8号自体がいずれも乗車率がよく、特に仙台以南は競争率が高いので、これを逆手にとれば、超繁忙期でもほぼ確実に席を抑えることはできる裏ワザはある。
洋軽食で朝食をとったあとは、はまなすで眠れなかったこともあり八戸を出てから爆睡。
気がついたらもう大宮まで数分というところだった。
高崎線に乗換え北本へ。
北本には「湯花楽」という良質の天然温泉を売り物にした銭湯があり、今回もそうだが、首都圏では埼玉県、とくにさいたま新都心~鴻巣間の高崎線沿線での仕事が多いため、私は会員証を作っている。
ここで旅の垢を落として、鴻巣の現場に向かった。
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