Dr,K 2014年 8月の鉄旅 首都圏編 その1
北海道編からの続きであります。
鴻巣は、私の関東での仕事の拠点の一つ。
現場の仕事を終え、静岡でのプロジェクトで、ともに仕事をしているY氏と食事兼打合せのため、湘南新宿ラインで小田原に向かう。
3160Y 特別快速 小田原行 鴻巣16:07 ⇒ 小田原 18:19
鴻巣から小田原まで、乗換えなしで行けてしまうところがスゴイ。
E231系の固い普通車のイスで2時間は、流石にほぼ拷問なので、事前に窓口でグリーン券を購入。
昼間、埼京線で人身事故があったらしく、その影響か、5分ほど遅れてやってきた。ガラガラの5号車の1階の隅っこの窓側に陣取る。
大宮までは快調だったが、1本前の逗子行がまだ4番線に停まっていて、こちらを先に通したため遅れが拡大。
高崎線からの列車は、となりのホームの6番線に発着するから、新宿方面へ急ぐ人も乗換えられないので、指をくわえて待っているしかない。
定刻で走ってきた宇都宮線の上野行と入れ替わりに大宮を発車する。大宮でそれなりの乗車があり、浦和でとなりに男性客が座られる。ちなみに、彼は渋谷で降りた。
赤羽まではよかったが、山手線がみえてきてからは速度が落ちる。おそらく先行した逗子行が池袋で引っかかっているのだろう。
この列車も池袋でひっかかり、さらには向かい側の埼京線を先に通すようで、遅れは拡大する。池袋でグリーン車はほぼ100%の乗車率になる。新宿では10分近い遅延になっていた。新宿、渋谷でグリーン車の客が入れ替わる。渋谷からはとなりが女性にかわり、この女性は藤沢で降りた。
この列車は特別快速なので、恵比寿、西大井、新川崎、保土ヶ谷、東戸塚には停まらないのだが、結局、戸塚までは先行列車に引っかかってノロノロ。さらに、大崎~西大井間の蛇窪信号場では、N’EXを先に通すために信号待ちを強いられる。
戸塚では後続の平塚行を待たせて先に発車。Y氏にはこの列車に鴻巣から乗車していることを伝えていたため、この列車に茅ヶ崎から乗ってこられて無事合流。たまたま藤沢で隣が空いたため、そこにY氏が座られた。
平塚を出ると、次は国府津。遅れを取り戻すため目一杯走る。小田原には結局7~8分の遅れで到着。Y氏との食事の後、宿(某チェーンのビジネスホテル)に直行。体調もよろしくないので、明日に備える。
ひかり501号 小田原 7:04 ⇒ 豊橋 7:58
ちょっと早めに小田原駅へ。7月の大雨で中央西線がストップしており、まだ復旧していないので、名古屋から先、しなの16号は運休のため、あらかじめ購入していたひかり501号の名古屋までの特急券と名古屋から京都までの在来線の自由席特急券(もちろん乗継割引つき。買うときにお約束のように乗継割引をつけてくれず、JR西日本の某駅でトラブったけど)とを、しなのを使わないため、いったん小田原⇒高槻の一連のきっぷを払い戻すため、運賃・料金の払戻しの対応を窓口で依頼。
「きっぷ1枚につき220円、3枚分660円の手数料をいただきますがよろしいですか?」
「…はぁ?!」
…なんでやねん。
怒りをこらえて、訊き返す。
「大阪行のしなのは、中央線不通の影響であさってまで運休が決まっているのに
今日の名古屋~京都間の在来線の自由席特急券をどうやって使うの?」
「東海道線は、JR東海、西日本管内ともに、平常通り運転しております」
…あのさぁ、大阪発着のしなの以外は普通に動いているけど、この区間(名古屋~京都間)を1本の列車で乗れる、自由席を連結している在来線の特急列車が大阪発着のしなの以外、他にあるか?
今回の用務先は知立、豊田、東岡崎だから、JR自体は名古屋で途中下車して、その間は名鉄と愛環を使うつもりだったから、JR自体は後戻りしないで西に行くだけ。
それゆえ、乗継割引で買っているので、中央西線の運転見合せに伴い、しなの16号が運転取りやめが決定していて使えないから、高槻までは、路線そのものは生きているが、新幹線を含めたこの一連の行程そのものが成立しないので、手数料はかからない.
そういうことが、時刻表の「事故などの場合の取扱い」の項に明記されているのだが…。
どういう社員教育をしてるんだか。倒壊は。
しなのに乗れないなら、名鉄と乗換ができる豊橋にも停車するひかりにわざわざ名古屋まで乗るメリットは何もないから、乗車変更をせずに全部払い戻すといっているのだ。
んでもって、名鉄との乗換ができる豊橋まであれば用は足りるので、それを改めて購入するだけだ。
ほとんどの客はここまで時刻表をよんでいないから、いわれるがままに手数料を取られるのだろうな。
…でもま、これ(不通区間が絡まない区間の払戻し対応)が起こりうるのは、私のようなケチをのぞけば、中津川~大阪間の相互駅間移動での名古屋での乗換を嫌う客だけか。
ともあれ、当務駅長に確認し、無手数料で返金される。
当たり前のことだが、かからないはずの手数料をふんだくるという悪質な不正なので厳重に抗議。
改めて豊橋までの切符を手にしてN700系A改造のひかりに乗車。
結局、新しいきっぷで指定された席は、元々名古屋まで抑えていた7号車のE席になった。
小田原と豊橋の両方に停まる貴重なひかり。これのおかげで豊橋まで小一時間で移動できる。
小田原では7:01に到着し、のぞみ5号を待避する。夏休みとあって小田原で満席。
すでにD席には、年配の女性が座られていたので声をかけて指定された席につく。
朝食をとってコーヒーで一息ついたら、もう大井川を渡ってる。速い。
豊橋で降りて、在来線の乗換口を経て、名鉄の3番のりばの乗換改札へ。
名鉄特急 岐阜行 豊橋 8:15 ⇒ 知立 8:46
名鉄三河線 猿投行 知立 11:05 ⇒ 豊田市 11:29
愛知環状鉄道愛環線 岡崎行 新豊田 13:30 ⇒ 中岡崎 13:55
名鉄快速特急 新鵜沼行 東岡崎 16:22 ⇒ 名鉄名古屋 16:51
一般車は混雑が予想されるので、豊橋で指定券を確保。
名鉄の電車が初めに営業停車する駅は伊奈なのだが、豊橋から平井信号場までの
区間は、名鉄と飯田線がそれぞれ単線なのを、国鉄が買収するまでの前身、豊川鉄道と名鉄の前身、愛知電気鉄道が協定を結んだのを踏襲して、複線使用している(飯田線の平井信号場から豊川までは複線なので、一見すると複線の上下線がここで分岐しているかのような配線になっている)。それゆえ、飯田線の船町と下地は、名鉄の電車は停まらない
(一部の飯田線電車も両駅を通過する)。
豊橋に入れる名鉄電車は前述の協定により制限されているため、豊橋~国府間は急行が各駅に停車し、ダラと呼ばれる各駅停車は伊奈で折り返す。快速特急と特急は伊奈には停まらない。
豊川線と分岐する国府が最初の停車駅。停車駅ごとに少しずつ客は増えていく。
東岡崎で降りることが多いが、岡崎の得意先に行くのは、豊田市に9月の仕事現場の下見に行った後、午後に行くので、東岡崎はいったん素通りし、知立まで乗車しここで下車する。
ここからタクシーで10分ほどの現場へ。9時に会場入り。
仕事を終えた私は、11:05発猿投行で、次の目的地の豊田市へ。所要時間24分。
地図を確認しつつ、豊田市駅から愛環の新豊田駅前を通って徒歩15分の現場を下見。
新豊田駅前まで戻って昼食をとり、愛環線13:30発岡崎行に乗って移動開始。
愛・地球博以後、愛環線はJR東海乗入車を除き、313系愛環バージョン、2000系に統一されている。乗車したのは初期車のセミクロスバージョン。
愛環線は国鉄の岡多線が前身の3セクだが、沿線に高校やトヨタの工場群が多数控えているため、3セクにしては輸送量が多く、ところどころ複線化されている区間がある。
乗車した新豊田から三河豊田までは基本20分毎の運転だが、この区間はシャトルと呼ばれる区間運転があるため複線化されている。三河豊田から3つ先の三河上郷までは単線で、途中の無人駅の永覚(えかく)駅は交換できない。三河上郷から愛環の本社と車両基地がある次の北野桝塚駅までは複線で、ここから北岡崎までが単線。間の大門は交換できない、北岡崎から私が下車した中岡崎までの1駅間だけまた複線。中岡崎から先は単線で、間の無人駅の六名は交換できるものの、終点の岡崎は愛環だけ見ると単式1線の駅なのだ。
こんな風に、岡崎側だけでもこれだけ複線、単線の区間が入り乱れているのだ。
私は岡崎市街の西端に位置する中岡崎駅で降りて、岡崎の得意先に向かう。
製作を頼んでいた商売道具を社長から受け取り、商談ののち東岡崎まで歩く。
2200系の快速特急に揺られ、一路名鉄名古屋へ。
知立からの動きは当初の予定通りなので、名古屋発17:03のしなの16号に合わせた動きであることがお分かりいただけるであろう。
近鉄特急アーバンライナー 近鉄名古屋 17:00 ⇒ 大阪難波 19:08
しなのの運休をいい機会と、名古屋からは2枚残っているアーバンライナーのデラックス回数券を消化するため、近鉄名古屋発17:00のアーバンライナーで大阪へ。
1人掛けは売り切れていたが2人掛けの窓側を確保。もののみごとに大阪府に突入するまで爆睡。起きたら河内国分だった。
鶴橋で下車するつもりだったが、仕事で大阪市内に出てこられていた、大学時代の友人T氏から食事の誘いがきたため、予定を変更して大阪難波まで乗車しT氏と合流。
大阪にはいったん戻りますが、すぐまた首都圏に旅立ちます。
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