« サイキョージ氏の「夏の鉄旅2014 北海道道央編 」その1 | トップページ | サイキョージ氏の夏の鉄旅2014 北海道道央編 その3 »

2014年8月12日 (火)

サイキョージ氏の夏の鉄旅2014 北海道道央編 その2

7/31(木) 新十津川→滝川→深川⇔増毛→滝川→新得→帯広

宿泊したホテルは「ふるさと公園」という広大な運動公園の中にあった。
ホテルの前に北海道中央バスのバス停がある。
そこから9:19発滝川ターミナル行きのバスに乗ってJR滝川駅まで出る。

バスは町内を大回りして30分ほどかかって滝川駅へ到着した。
次は留萌本線を乗り潰す予定なのだが乗り換え駅の深川まで普通電車がない。
しかたなく760円を払って滝川発10:22特急スーパーカムイ9号に乗車する。
たった3駅だが痛い出費だ。
深川駅で留萌本線に接続する普通列車をスジに入れておいてよといいたい。

さて次は深川発11:08発の留萌行きに乗車。
キハ54の2両編成の気動車である。この車両も冷房なしである。
気動車は進路を北西にとり日本海をめざす。
線形が良いので田園地帯の中を快調に飛ばす。

途中の恵比島駅はNHKの朝ドラのロケに使われた駅だ。
いまも駅舎が当時のまま残されている。
この駅から峠越えになり恵比島峠を過ぎると列車は日本海へと下っていく。

留萌着12:04、
二両編成のうち後の車両は留萌で切り離され、深川行きになり前の車両は15分後そのまま増毛行きになる。
待ち時間で駅近のコンビニで弁当とビールを買い込み、気動車に戻る。

留萌を出るとすぐに進行方向右手に日本海が広がり増毛までずっと海を望める風光明媚なところを走る。
保線も線形も悪くスピードが出せないのでのんびりと走る。
「れうけ」「あふん」などおもしろい駅名が印象的だ

Dsc_0993_3

終着増毛到着12:45。
増毛駅は駅舎の中で土産物屋さんが営業していた。
周りを散策するヒマもなく9分後に同じ列車で深川に引き返した。

深川着14:28、
ここから再び滝川まで戻り根室本線に乗り換えて新得まで行くのだが、朝と同じく連絡する普通電車がない。
やむなく特急スーパーカムイ28号に乗り滝川到着14:57。

次は根室本線、滝川発15:25の新得行き単行の気動車キハ40に乗り込む。
またしても冷房がない。
赤平、芦別と昔炭鉱で栄えた町を通って行く。
芦別駅は引き込み線が今なお残り、昔の栄華がしのばれる。

野花南を過ぎ、清里トンネル(5595m)、島ノ下トンネル(2839m)の長大トンネルをくぐると富良野盆地に入る。
暑かった車内もトンネル内の冷気が入り込み一気に快適となった。

富良野で14分停車し16:45に発車。
富良野からは高校生や大きな荷物を抱えた観光客が乗り込み、満員となった。
幾寅で多くの高校生たちが降りた。
このあとが狩勝峠越えだ。

落合を出るとほどなく新狩勝トンネル(5810m)に入る。
トンネル内の上落合信号所で石勝線が合流してくる。
トンネルを出ると絶景が開け、はるか下には新得の町並みが見える。

落合~新得間は駅間なんと28.1Km。24分を要する。

トンネルを出るとスノーシェードのある信号所が3ヶ所もあり本州では見られない峠越えだった。

新得着18:10
ここで池田行きの普通列車に乗り換える。
19分の待ち合わせだったのでT氏と私は名物の駅そばを食べに一度改札を出たのだが本日終了の札がかけてあった。
あきらめきれないので駅チカ食堂のオヤジさんに「10分でソバを作ってくれ」と頼んだら快諾していただき発車時刻までに食べることができた。

Dsc_0021

駅に戻り列車に乗り込もうとしたとき、食堂のオヤジさんは私があわてて店に置き忘れた帽子を列車まで届けてくれた。ありがとう。

ちなみに、この新得はDr.Kのふるさとである。
彼はこのオヤジさんのこともよくご存じであったようでホームで出くわしたとき双方ともびっくりしておられた。

新得発18:29の単行気動車は十勝平野を走り帯広をめざす。

十勝清水あたりから風向きの影響もあったのか、牧場から出る家畜の糞尿のにおいが開け放たれた気動車の窓から入り込んできた。
においは帯広に着くまで車内に充満していた。
これも北海道の風情というべきか。

Dsc_0018

帯広着19:32、
駅チカのホテルにチェックインして夕食をとりに行く。

十勝は農産物、海産物とも豊富で何を食べても新鮮でうまい。
屋台村にほど近い居酒屋に入った。
魚介類、牛、豚、鳥、野菜類などをすべて食した。
接客してくれたおねえさんがまた美しくDr.Kはご満悦であった。

|

« サイキョージ氏の「夏の鉄旅2014 北海道道央編 」その1 | トップページ | サイキョージ氏の夏の鉄旅2014 北海道道央編 その3 »

鉄道旅行記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: サイキョージ氏の夏の鉄旅2014 北海道道央編 その2:

« サイキョージ氏の「夏の鉄旅2014 北海道道央編 」その1 | トップページ | サイキョージ氏の夏の鉄旅2014 北海道道央編 その3 »