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2014年4月10日 (木)

サイキョージ氏 「春の鉄旅-西九州編」

2014/4/2(水)
新大阪→博多→西唐津→伊万里→有田→早岐→長崎  

九州の乗りつぶしも佳境に入ってきた。
去年夏の筑豊線・日田彦山線につづき西九州の未乗区間をつぶしにかかる。新大阪7:59発のぞみ97号で一路博多へ。
使った切符は新幹線のネット早割り。10日前までに予約を入れれば片道1万円也。LCCを意識した価格設定である。
関空まで行く交通費と時間を考えるとかなりの割安感がある。

博多で地下鉄に乗り換え姪浜までの300円のキップを買い、西唐津行きに乗り込む。姪浜からJR筑肥線に乗り入れるので、ここからは青春18きっぷの出番である。  

筑肥線は面白い歴史を持った路線である。非電化の時代は博多から東唐津経由で伊万里までを筑肥線と称した。かつては筑肥線経由で長崎まで急行が運行されていた。 1983年に松浦川で分断されていた東唐津~唐津間を短絡、西唐津まで電化される。福岡市地下鉄と相互乗り入れすることによって地上を走っていた博多~姪浜間が廃止され地下鉄路線に変貌をとげる。 福岡近郊区間の大量輸送をになう幹線に生まれ変わったのである。

303

 

筑前前原までは複線で日中15分間隔で電車が走る。
私が乗った電車は博多発10:54の303系、地下鉄なのにトイレがある珍しい車両だ。 地下鉄に乗り入れるため九州地区でこの筑肥線のみが直流電化区間である。

鹿家をすぎると佐賀県に入る。このあたりから電車は玄界灘の海岸線を走るので車窓が美しい。 東唐津から終点西唐津までは鉄道専用の高架上を走る。松浦川を渡ると唐津線の線路と並走し博多から1時間20分で唐津に到着。
唐津駅も高架駅だ。 ここで電車は20分ほどお休みして終点西唐津まで向かう。西唐津には筑肥線電車の車庫がある。電車だけでなく唐津線の気動車もいた。  

西唐津の駅前の洋食屋で昼食をとったあと唐津まで引き返し、次は筑肥線の残り伊万里までを乗りつぶす。

125

伊万里までは非電化路線で2時間に1本しか走らない。 唐津発14:26のド派手な黄色のキハ125単行気動車に乗り伊万里着15:17。伊万里駅からは松浦鉄道西九州線で佐世保線の有田まで出る。伊万里~有田間13km。 40分間隔で単行の気動車が運行されているがJRとの連絡が悪く有田着16:20。  

有田駅で佐世保線の連絡はさらに悪く1時間待ち。駅前でお茶でも飲もうかと思っても喫茶店もない。 近くの町立図書館で時間を潰して有田駅へ行くと肥前山口で人身事故があり乗車予定の有田発17:20佐世保行き普通電車が11分遅れの表示。 このままでは2駅先の早岐で長崎行きの大村線快速に乗り継げない。駅員に早岐で快速に待ってくれるように頼んだ。 駅員さんは列車指令に連絡を取ってくれ乗り継ぎができることになった。感謝。 早岐駅で長崎行き快速キハ66系気動車「シーサイドライナー」は5分間待っててくれて長崎駅には2分遅れの19:03に到着した。

長崎駅前から市電に乗り「観光通り」で下車。近くのホテル泊。

4/3(木)
長崎→佐賀→唐津→福岡空港→関西空港  

長崎発9:20かもめ12号に乗り佐賀で下車。ここから唐津線を乗り潰す。佐賀の2つ長崎寄りの久保田駅から西唐津駅までが唐津線である。 途中、山本~唐津間は筑肥線の気動車も走る。佐賀発10:59西唐津行きの気動車に乗る。唐津線は佐賀県の南北を結ぶ路線であり1時間に1本の運行が確保されている。 しかし唐津からは福岡に出るほうが圧倒的に便利で、唐津線に乗って県庁のある佐賀まで出る人は少ないだろう。この路線は高校生の利用が主と思われる。 佐賀県は県内の主要都市である鳥栖市や唐津市だけでなく佐賀市までもが福岡の都市圏に取り込まれてしまい、日本で最も県庁所在地が目立たない県のひとつだろう。  

山本駅で高校生が大量に乗り込んできた。全員、手には富士通製のタブレット端末仕様のパソコンを持っている。 おそらく新入生が学校から配られたものを自宅へ持って帰る途中なのだろう。しかしこの費用は誰が負担するのだろう。 量販店で買っても10万円以上はする機種だ。高校3年間でどのような使われ方をするのか多少の疑問をもった。  

さて、佐賀から1時間ほどで唐津に到着。これで佐賀県、長崎県のJR線は完乗。唐津で少し高級な鮨屋に入り昼食をとる。 地元で上がったイカや貝がうまかった。

時間があったので唐津くんちの山車を見に行った。
唐津焼を数点購入して15:11発福岡空港行きの103系電車に乗り16:42福岡空港着。 LCCのPeach158便に搭乗、飛行時間45分で関空には15分遅れの19:40到着。航空運賃7000円であった。

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