局長 3月の鉄旅 その7 広島編
最終日(30日)は広島で撮り鉄です。
今、撮り鉄にとって広島はホットなスポットとなっています。
まずは広電。
今なお、大阪市電や京都市電として活躍していた車両が現役で活躍している一方で、新型の低床電車である1000形(ピッコロ、ピッカラ)がデビューしています。
JRについては、まさに国鉄形の聖地。
JR東日本やJR東海では、絶滅、あるいは絶滅危惧種となっている車両がじゃんじゃんやってくるのです。ほぼすべてがそうだといってもいいくらいです。
でも、変化の足音は聞こえつつあります。
JR貨物のセノハチスペシャル。EF67は、いま新型のEF210 300番台に取って代わられつつあります。
そんなわけで、まずは、向洋駅に向かいます。
ここは広島でJRを撮り鉄する際に必ず訪れるお気に入りのスポットです。
ターゲットは、セノハチスペシャルのELたちですが、本線に加え呉線の115系などもいい状態で撮影ができます。
ちなみに私にとってのいい状態とは、車両の側面から足回りをきれいに撮影できる状態をさします。また、列車の長さに比してホームが長いことも大きなポイントです。
被る可能性が低く、また一般のお客さんの邪魔になることも少ないからです。
踏切が近くにあるというのもポイントです。
これがないとボーッとしているうちに
「ああ、行ってしまったあ。」ということになりかねないからです。
加えて、屋根があり、ベンチもあれば言うことなしですね。
向洋駅はそのすべての要素を満たしています。
横川駅へ移動します。次のターゲットは、広電のハノーバー電車。
クーラーを持たないことから、冬場(11月~3月)の日祝日限定で運行されます。
つまり、今日を逃せば半年は撮影できないということになります。
半年なら待ってもよかろう。
と思いながら撮影を先延ばしにしてきたわけですが、
いつまでも待ってくれるとも限りません。
こういう特殊な車両は、故障した際の交換部品がままならぬことも多くそのまま引退ということも多いのです。
ちなみに同じドイツのドルトムントからやってきた電車は、もうその姿を見ることはできません。ハノーバー電車については広電のHPで時刻も乗せられているので、撮影は容易ですが、その姿を見るまでは安心できませんでした。
横川駅前電停のすぐ手前で撮影して、すぐに電停へ向かいます。
言わずもがな、乗車するためです。
折り返し時間は7分ほどありますが、交通信号の待ち時間が長いのでハラハラしました。
木製の椅子の感触は悪くありませんが、「鉄」たるものはやはり運転席に吸い寄せられます。ホイール形のマスコンを操作する電車はそうそう日本にはありません。
2軸台車の聞き慣れない走行音に耳を傾けながら至福の時を過ごします。
このまま終点の江波まで乗りたいところですが、
十日市町電停で下車。撮影を再開します。
ここは、交通量もあるので、自動車と被ってしまうことも多く、
そのため、ウロウロ歩きまわらざるを得ない厳しいポイントです。
しかし多くの系統が集中してくるポイントでもあり、
私にとっては広電撮影の重要拠点です。
1000形(ピッコロ、ピッカラ)も撮影し、ここでの撮影を終了。
場所を移動します。次は、猿猴橋町です。
ここは、十日市町電停に立ち寄らない系統を抑えるポイントです。
広島駅前の次に位置する電停ですが、ここは幹線道路からずれており、自動車の絶対数が少ないのです。つまり自動車が被ってくることは滅多にありません。
仮に撮影にしくじっても、すぐ折り返しがやってきますので、取りこぼしが少ないという広電ではおすすめのスポットです。
最後は天神川。車両基地の中にあるようなありがたい駅です。
EF67などを撮影しました。
さあ、これから大阪までの長時間。
ブログの原稿でも描きながらこの旅を終えることにします。
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