2014年 1月の旅 青春18きっぷ消化で南紀へ。
その道中で、またもや、不当請求(未遂)に遭おうとは…
1月5日
早起きして新大阪6:27発紀伊田辺行快速に乗る。223系阪和バージョン。
この時間なのでガラガラ。悠々と一人掛けに乗ることができた。ロッテリアのモーニングで朝食。
これに乗れば約1時間後に新大阪を発車するくろしお1号よりも20分早く、9:38に紀伊田辺に着ける。
数少ない和歌山まで快速運転なので、紀州路快速より10分以上速い。
紀伊田辺からはバスで白浜温泉に移動し、なじみの湯で汗を流す。風呂に入ってすっきりしたところで、
今度は白浜駅行のバスに乗る。昼食は普通電車で田辺に戻ってから、なじみの店Sでいただいた。
ちょっと慌ただしいが、Sを40分弱であとにして、紀伊田辺発15:13の普通御坊行に乗る。
これで行くと御坊での乗継は2分で和歌山行に乗れる。和歌山には定刻に着いた。
和歌山なじみの鉄板焼きの店に行ってみたが、まだ正月休み中だったため、和歌山駅に戻る。
私が現在、職務上関わっている、とあるプロジェクトの拠点が静岡なので、静岡地区への出張が多い
(静岡地区での会合が月1ペースである。年末の辻堂への出張も、このプロジェクト絡み)。私の通常の勤務をこなしてからでは前泊ができない(東京行最終のぞみに乗って名古屋乗換が静岡への最終。これに乗るには定時の退勤時刻より2時間早く職場を出なくてはいけない)し、かといって早朝の時間帯の新幹線ダイヤは非常に中途半端(選択肢はひかり504号のみで、京都で接続をとるのが非常に困難。結局、新大阪に向かうほうが地元高槻の発時刻が遅く、間ののぞみで名古屋に先回りするにも1本あとの電車で同じことが起こる)で使い勝手が非常に悪い。同じ大阪市内発の乗車券を使うならば、帰りの新幹線をひっかけて購入してサンライズのノビノビを使って行けば、非常に早い時間(4:38)に静岡についてしまうが、特急券は1510円(通常期)で済むし、ホテルを確保しておけば仮眠も取れる。最悪マンガ喫茶やファミレスで時間をつぶせるので、前泊をするのと感覚は同じだ。実際、これで月1くらい静岡への出張をしているのだ。
最終ひかり533号は静岡21:11発(日曜日は21:47発の臨時ひかり535号がある)なので、新幹線の終電は東京よりも静岡のほうが早いのだ。
1日仕事の後、つきあいでゆっくり飲みたいときは、復路もサンライズ(静岡発0:20)を姫路まで確保する。中途半端な時間になった時は、新幹線の特定特急券で浜松に移動し、なじみの店Hで飲みなおしてサンライズ(浜松1:12)に乗る。
この時に確保するサンライズのきっぷは、もれなく新幹線との乗継割引が絡み、折返し区間があるので乗車券が連続乗車券になるのだ。
これの往路を和歌山で購入することにした。発売日は今日(1月5日)なのだが、2月6~8日は、とあるイベントが絡むので早めに確保しておきたい。
ところが、係員の女性が、2月6日の大阪~静岡のサンライズの特急券は発券できるが、2月6日の静岡発の新幹線特定特急券が「発売前のため発券できない」という。
…いや、「指定が取れない」ならわかるけど、発券ができないことはない。
乗継割引は同時購入が条件で、旅客営業規則(約款)の指定券類の発売日の記載にあるように、原則は列車が始発駅を出発する日の午前10時だが、乗継割引の成立条件を満たしているきっぷに関しては、乗継駅次第で後続列車の発券が可能で、先行列車の発売日に購入できるとあるのだが…。
「1か月前になっていないので発券ができません」
「発売日は、どの時点から1か月前からさかのぼるのか」
「ご利用日の1か月前です」
この説明は明らかにウソ。
ご利用日=券面の日付の1か月前ではない。それならばサンライズも発券できないはずだ。
「…まぁいいや。乗継割引の成立条件はわかっているか?」
「この場合は同時に購入すれば適用になりますね」
…でも、あなたがその「同時に購入」することを、乗継割引を逃れるために阻止しようとしているだろ?
「本社の規則で決まっているので、新幹線のきっぷを発券することはできません」
「規則ってのは、『旅客営業規則』のことだよな? だとしたら、その記載内容(21条第4号及び57条の2)とあなたの説明に矛盾があるがどういうことか説明していただいてよろしいか?」
「確認してまいります、少しお待ちください」
待たされること15分。この間に、お客様センターに確認。
相談窓口につないでもらうと、以前にこの件で対応いただいた男性オペレータが出てきた。
概況を説明していると、上席2名(1人は国鉄世代、もう1人は私と同じくらい30代後半~40代前半くらい、いずれも男性)が出てきた。
オペレータ氏に確認「この電話って録音してるよね?」
「はい」
「上席が2人出てきたから、このまま電話を切らずに(彼らと私との)やり取りを聴いておいて!」
「わかりました」
やっぱり新幹線のきっぷを出せないという。
おまけに男性の上席2名も同様の虚偽の説明をする。
「…絶対に間違いないんだな…?」
「はい」「はい」
「規則ってのは、西日本旅客鉄道旅客営業規則のことだよな…?」
「これですね」
若いほうの男性係員が持ってきた。
「…その旅客営業規則の、57条の2と21条4号にある記述と、あんたらの説明に矛盾があるが、どういうことか、説明してくれ」
鬼の首を取ったように21条の4号の冒頭の文章を示す。
「…始発駅を出発する日の午前10時に発売する」
「…というわけで、規則のとおり2月6日の新幹線のきっぷはまだ売れないのです」
何言ってんの? ポイントはその続きの1文だ。
「ただし、以下に別に定める条件を満たしている場合は…(中略)…1日前から発売する」
とあり、先行列車の発売日に同時購入ができることを明記しているのだ。
この(中略)の部分に相当する条件の但し書きが「57条の2」にある「別表」で、乗継割引の成立する条件(下記※注)が表になってわかりやすく書かれている。
この「別表」の条件適用駅一覧の中に、「東海道・山陽新幹線の新横浜から新下関の間にある、在来線が接続する各駅」とあり、静岡駅はこれに該当する。
これができなければ、新幹線とふじかわの乗継割引も成立しないことになる。
挙句の果てに、2人いる若いほうが、
「どうしても今日新幹線特定特急券をお求めになりたいのなら、
特定特急券の有効期間は2日間ありますので、5日付で購入して
いただければ、6日もご利用いただけますので、本日お渡しできます!!」
… ひどい話だ。なんて口車だ。それだと、
きっぷの順番が逆転するから、乗継割引の成立条件そのものが崩れるだろ?
つまり、割引なしの正規の料金でしか売らないというわけだ。年末の高槻駅の時と同じ不正行為だ。
おい、もう一人そこにいる当直駅長さんよ、なんで止めないんだよ。
…っておい、しかも、話をかぶせて加勢かよ…。どうしようもない悪党どもだな。
「○○さん(オペレータ氏の苗字)、今の聴いた? ひどくないか?」
このオペレータ氏はかなりまとも。黙ってしまわれた(これが普通の感覚)
(※注) この場合、サンライズと新幹線の間での乗継割引の成立条件は、サンライズが先ならば、2枚の特急券の日付が同日か、新幹線がサンライズの翌日になっていれば条件成立だが、新幹線が先(2月5日)の場合は、サンライズの特急券は必ず同日(2月5日)でならなければならない。私が乗るサンライズは2月5日高松・出雲市発で、大阪発0:34で、券面の日付は2月6日になるので条件を満たさなくなる。
「ふざけるな!それだと乗継割引の条件そのものが崩れるだろ!
(不正を)客がわからないと思っているのか?!」
「規則は規則ですから」
「旅客営業規則を見ていて、なお白を切るか、あんたら!
あんたが見せた一文の続きをよく見ろ。そこにある別に定める云々ってのが57条の2の表や!!」
他のお客さんもたくさんいるなかで、2人の男が約款をペラペラ、2つの条文を行ったり来たり…
「…○○さん、どうよ、これ?」
「ひどいなんてものではないですね。ほんとに申し訳ございません…」
…オペレータ氏と話をまとめながら、さらに待つこと10分。
「申し訳ございません。お客様のおっしゃる通りでございます。われわれの勉強不足で誤った対応をしてしまい申し訳ありませんでした」
…ホントに「間違って」いたのなら、正しい心を持ったプロが3人もいれば、誰かが間違いに
気づくはずだよな?
…ところが、私が間違いを指摘しても、3人ともあらぬ説明を押し通そうとしたよな、あんたら。
…勉強不足だあ? 誤っただあ? ふざけるな!
「冗談じゃない。少なくとも、『間違い』ではないよなぁ?
こっちが指摘して、旅客営業規則の当該事項を見ながらでも、あんたら2人はまだ白を切りとおそうとしたし、しかもあらぬ説明をしたし。本当に『間違い』なのであれば、3人もいれば、誰か一人ぐらいその『間違い』に気づくもんだろ。正しい心を持ったプロならばさぁ。
そもそもプロで、それを窓口の社員を教育する立場にある方々が、旅客営業規則のごく基本的なところのこの記述を知らんわけないし。うっかりしていたところで、日本語で書いてあるわけだから、プロなら読めばすぐに正しい対応を思い出すはず。
さらに言えば、和歌山だけでなく、10月以降、同様の57条の2にまつわる不正行為がJR西日本だけで5件(弁天町で2回、岡山、姫路、高槻で各1回)あって、しかも2回あった弁天町駅では国鉄世代の助役には逆ギレされ、12月(16日。高槻駅。先の投稿参照)には実害も出ている。これだけ不特定多数の係員が、これだけ同じ『間違い』方をできるわけがない。(この『間違い』の揃い方が偶然なのであれば)気持ち悪いわ。組織ぐるみで不正を行っている以外のなにものでもない」
「いや、白を切るつもりは…」
「白を切るつもりがないなら、なぜ(私が)指摘した時点で、なお嘘がつけるのか?
百歩譲ってあんたらに悪意がなかったとしても、事実として、乗継割引が適用され発売されるはずのきっぷの発券を、約款にはないウソの説明をして、割引を適用せずに正規料金できっぷを買わせようとした事実がある。
きっぷは有価証券だ。偽造すれば罪になる。約款に定められたとおりではなく、客を騙して自分たちが有利なように発券したのなら、業界が違えば特別背任罪だ。ところがあなた方は鉄道営業法のおかげで、『間違い』
ということにすれば、刑事責任を問われることはない。さらに、ウソの説明にそもそも悪意の有無は関係ない。利用客側は、約款のこの記載をきちんと熟読していなければ、あなた方の不正行為にすら気づくことができない。普通の客がここまで見ているか? 答えは否だろう。ところが、きっぷを買うことは、利用客とあんたらが対等な立場で運送契約を結ぶということだ。それをすべて承知でやっているわけだから、悪質極まりない不正行為だろうが」
「勉強不足で…」
「勉強不足なのでもないな。時刻表の営業案内や約款の当該事項の記載を読めば、すぐに確認することができる。それができないわけでもあるまいに」
顧客のことを考えれば、コンプライアンスの認識を正しくもち、そういう感覚を持ち合わせている民間企業ならば、会社の信用問題にかかわるので、そういう悪い情報は、いち早く出してくる。
「あるお客様の申し出(指摘)によって、複数の係員が本来の運賃・料金(契約内容)とは異なる説明をし、不当に高い料金・運賃を請求するという不適切な対応をしていたことが発覚した。
お客様は不当な料金を支払わされていないか?」ということが、報道発表されていいはずだ。
本当に悪意がないなら、なおさらである。
ところが、私がこのテの不当請求に気づいてから、もう間もなく20年になろうとしており、たまりかねて垣内氏に親書を送らせてもらってからでも、10年近くなる。
万が一、悪意があなたがたにないのなら、ただの怠慢でしかない。
私は、あなた方の不正に気付けるから、まだいい。
他の気づかないお客さんのことは考えないのか?
これができない体質こそが、国鉄から何も変わっていないし、あの尼崎事故から、何一つJR西日本の体質が変わっていないことを物語っている。
特急ミシュランから、JR西日本関連の記事を削除させていただいたのも、この体質が改善されていないこと。
このような企業のものは、☆をつけるに値しない。
… あまりにもひどい和歌山駅での対応で、ここでまさかの90分ロス。あまりに痛い。
18:47発の和歌山線快速奈良行に乗る。本日2回目の105系。
輸送力考えたら、和歌山エリアにも125系ってのもありかなと思う。
混むときゃこむけど、中間エリア来たらガラ空きやしねぇ…。
岩出と粉河で減ってまうから、後ろのほうやと有人駅しかドアが開かないからそんなに寒くないし。
夜の和歌山線沿線って、ホンマ真っ暗。久し振りにこの時間に乗ったけど。
高田まではこの車両で我慢。
高田まで来ると、接続の王寺行は大和路快速の折返しなので221系。
大阪方面行の区間快速も221系。やっぱイスがだいぶええわ。
あえて京橋まで行って、321系で尼崎までJR東西線を通り抜け、最後は新快速で帰宅。
夜間の新快速は12両になって、座れる率が高くなったのはありがたい。
きのくに線もかなり223系・225系が幅を利かせてきて、鳳~御坊間はほぼこの車両になった。
紀州路快速を熊取から各停にしたのもあれですが、同じ車両なら、日中の御坊までの直通復活して
くんねぇかな。あと、日根野止まりの環状線から直通の快速を、運転している時間帯から環状線内各停の直通快速にしてほしいと思う。
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