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2014年1月28日 (火)

Dr.Kの特急ミシュラン File 27 阪急電鉄 6354F 京とれいん

特急ミシュラン - Michelin Express - 
   File 27 Hankyu 6354F “Kyo-Train”

Hankyu_6354f_kyo_train_07

 

阪急6300系改 「京とれいん」 総合評価 ☆☆☆

1975年にデビューし、2010228日に特急運用から退き、9300系にエースの座を譲り渡すまで、25年にわたり阪急京都線の特急として君臨してきた6300系の第5編成、6354Fを京都への観光列車として、乗車した瞬間から京都への旅の期待が高まるような演出を施すため、京都の「和」と「モダン」をコンセプトに、京都の町家をイメージした内装に改造し、20112月に登場した。

 

アメニティ:☆☆☆☆

中間の2両(34号車)は京町家風の2人または4人用のセミコンパートメント。

それ以外の4両は、元の転換クロスシートの座席を生かしつつ、京唐紙をモチーフにした内装に変更され、「蘭の華散らし(12号車)」「麻の葉(56号車)」をイメージしたものになっている。

 阪急電鉄では特急料金の設定がないため、運賃のみで乗車ができることを考えるとレベルは高い。セミコンパートメントはHOT7020のそれと同等レベルである。

 

経済性:☆

 6両編成1本のみの在籍で、休日ダイヤのみ快速特急として日中に2時間間隔で4往復の設定。定期特急の続行運転となるため、梅田~河原町間の所要時間は、河原町行が43分、梅田行が4446分。

6350Fが部品取り用に確保されているようだが、今後、運転を続けるのであれば、足回りの更新が必要だろう。それならば、車齢が若く、7300系と足回りが同じ6330系を種車にするか、4両編成を2本用意しておけば、平日は嵐山線内普通と共通運用できるし、快速特急に充当するなら、2本併結で8両編成もできる。

 

利便性:☆

 経済性の項でも述べたが、快速特急として2時間間隔で4往復の設定で、2ドア6編成で、利用の集中を避けるために特急と続行運転としている。

そのため、停車駅は特急より少ないが、車両性能も9300系より劣るため、特急より速度は遅い。20分サイクルのダイヤの6回に1回、2時間毎に割り込むのでパターンを乱している。そういう意味でも、
種車はもともと1編成しかない6330系のほうがよかった。

 

ときめき度:☆☆☆☆

 阪急は特急料金をとらないため、近郊型という水準内装が豪華なイベント列車であることを考えると乗り得感が大きい。

改善案① 第2の「京とれいん」を導入する際は42本とし、嵐山線内普通運用の4連と共通運用ができるようにしておく。特別編成を仕立てるときは2本併結の8両で使う。または、嵐山線内運用を2連増結車で賄う(ブツ4で運行)方法もある。

 

改善案② 現在7連の普通運用を6連に減車し、これとの併結で10両編成での運用を可能にしておく。

 こういうところが想定される。

鉄道車両写真集

6300系リニューアル車 京とれいん

珍車ギャラリー

阪急電鉄 6330系 6330F 

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